インスメッド(Insmed)社の会社概要~米国のバイオベンチャーの事業内容や転職情報!!
日本に新規参入した米国のバイオベンチャー企業である「インスメッド(Insmed)社」が注目されています。
インスメッド社とは、2000年にTransave社と経営統合して発足した合弁会社です。
経営統合まではジョセフ・ラーナー博士によってバージニア州で設立された民間企業として、糖尿病薬の開発を専門にしておりました。
肺疾患治療薬の開発が専門であるニュージャージー州のTransave社と統合することによって、希少疾患に対する治療法の開発や商品化に積極的に乗り出すようになっています。
近年では、アストラゼネカとのライセンス契約や、2018年にFDA(アメリカ食品医薬品局)に新薬である「Arikayce(アリケイス)」を申請したことで注目されてきました。
わが国には2019年に合同会社として東京に進出、新宿にオフィスが構えられています。
希少疾患に対するMRの募集が行われ、かなり報酬も高く設定されていたこともあり、転職希望者から大注目されたのです。
ここでは、インスメッド社に対するさまざまな情報をご紹介していきます。
参考: インスメッド合同会社
インスメッド(Insmed)社のMR募集について
気になるインスメッド(Insmed)社のMR募集ですが、2021年5月時点において求人は締め切られています。
ただ、日本に進出して間もないこともあり、今後もMRの募集は行われることも考えられるために、以前の募集内容についてご紹介しておきましょう。
インスメッド(Insmed)社が採用したい4つの条件とは
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MR認定資格 (MR経験5年以上)
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営業成績上位10%以内、または相当する実績を残していること
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大学病院・基幹病院にて新薬採用経験があること
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コンプラインスを順守すること
※RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパン より抜粋
必須条件としては、上記4つの条件が掲げられています。
今後の拡大を睨んで、優秀な人材を確保したいと考えていることが分かる内容です。
特に注目すべきは「営業成績上位10%以内」「大学病院・基幹病院にて新薬採用経験」の2点ではないでしょうか。
「営業成績上位10%以内」という条件は、海外の製薬企業であるインスメッド社が日本に新規参入するにあたって、絶対に譲れない条件なのでしょう。
また、「大学病院・基幹病院にて新薬採用経験」については、日本のMR業界についても熟知していることが考えられます。
ただ営業経験があるというだけではなく「新薬採用経験」を掲げているのは、日本国内に製造設備を所有していないインスメッド社においては、やはり欠かせない条件になるのは間違いないでしょう。
特に、肺疾患治療薬の開発が積極的なこともあるために、「呼吸器疾患」「感染症領域」といった希少疾患やオンコロジー領域での営業経験は、かなり強いアピールとなります。
インスメッド(Insmed)社が求める人物像について
上記でもお伝えしている通り、充実した経験を有し、高い専門性を持った人物を求めていることが分かります。
オンコロジー領域のMR経験がある方でしたら、グッと採用が近づいてくるように感じますが、コロナ禍も睨んで高いマーケティングスキルも問われています。
そのため、募集が行われた際には、インスメッド社が掲げている戦略的ゴールをどのように達成すればいいのか、自分に置かれる立場から明確にしておく必要があります。
特に、新薬に対する採用が主な業務になることから、新たな分野に対するチャレンジ精神が問われますし、現場においてリーダーシップを発揮することが期待されます。
そのため、継続的な自己研鑽はもちろんのこと、インスメッド社が考えている戦略を達成するために必要なスキルを磨くことに対して、貪欲にならねばなりません。
もちろん、そのために必要な高いコミュニケーション能力が求められますし、チームメンバーに対して良い影響を与え続けることができる存在でなければならないのです。
このように、かなり高いスキルを求められてはいますが、報酬は800万円~1300万円といった高額な報酬が約束されていると言われています。
インスメッドの「Arikayce(アリケイス)」とは
インスメッド(Insmed)社は、肺MAC症に対する薬剤「Arikayce(アリケイス)」を臨床試験のうえ製造販売承認を取得したことで注目されています。
肺MAC症で承認された唯一の薬剤であり、またインスメッド(Insmed)社が日本ではじめて承認された品目であることから注目を集めています。
肺MAC症の市場規模でいうと、日本は世界でもトップクラスであると考えられていることから、インスメッド(Insmed)社の成長にも関心が寄せられているのです。
「Arikayce(アリケイス)」とは
インスメッド(Insmed)社が製造販売承認を取得したアリケイスとは「アリケイス®吸入液 590mg」(一般名:アミカシン硫酸塩)と呼ばれるもので、ネブライザーで吸入するタイプになっています。
臨床試験においては、肺MAC症による難治症状をお持ちの患者さんに対して高い陰性率が確認できたことから、今回の承認に至っています。
アミカシン硫酸塩は抗マイコバクテリア剤として活用されているかなり有効な抗生物質ですが、安全性を確保できるように改良したものがアリケイスなのです。
アリケイスは肺MAC症に対する薬剤ですが、肺MAC症の治療では今までいくつかの抗生物質を用いた薬物治療が中心でした。
そのような薬物治療において効果がでなかった患者さんに対して有効だということですから、今後かなり期待されるものになるでしょう。
肺MAC症とは
上記において肺MAC症は日本ではかなり大きな市場であるとお伝えしましたが、その理由についてお伝えしておきましょう。
感染後に肺の炎症が進んでくると、せきや痰が酷くなり、血の混じった痰が現れることもあります。
原因は肺MAC菌であると言われており、土や水など自然環境にはどこにでも生息している菌であることが分かっています。
基本的に人から人へと感染するものではなく、日本では浴室で感染しているのではないかと考えられています。
というのも、浴室のぬめりや湯あかに存在しており、しかも42度程度の湯温によって繁殖しやすいといわれているからです。
いかがでしょう、わが国で感染者が増えるのも、理解できるのではないでしょうか。
インスメッド(Insmed)社の情報をさらに知る方法
インスメッド(Insmed)社は、今後もわが国において成長が期待できる企業であることは間違いありません。
そのため、注目しているMRは多いのではないでしょうか。
とても高いスキルがMRに対して求められていますが、不安定な製薬会社で不安に感じている方であれば、まずは情報収集しておくことがいいでしょう。
ただ、求人などの情報については、今後は一般的には出回らない可能性もあり、今後は非公開のまま優秀な人材を集めようとするのかもしれません。
そのため、インスメッド(Insmed)社の情報については、転職エージェントに登録しておき、キャリアコンサルタントに相談しておくことがいいでしょう。
MR転職を専門にしている転職エージェントであれば、インスメッド(Insmed)社の情報についてもいち早く掴むことができ、しかも非公開求人にも対応できるからです。
登録は無料となっていますので、まずは気軽に登録だけ済ませておきましょう。
まとめ
インスメッド(Insmed)社の情報についてご紹介しました。
米国のバイオベンチャーであり、2021年3月に製造販売承認を取得した、肺MAC症による難治症状に対する抗菌薬アリケイスが注目されています。
優秀なMRを獲得するために求人が出されたことにおいても注目が高まって、現時点では求人は終了したものの、今もなお注目度が高くなっているのです。
気になる方は、MR転職を専門にしている転職エージェントに登録しておき、求人情報について詳しくキャリアコンサルタントに相談するといいでしょう。
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