イドルシア(idorusia)社の会社概要~MR転職情報まで!スイスのバイオベンチャーのを知るには
ここ数年で、外資系ベンチャーの日本市場参入が相次いでいます。
アメリカのインスメッド社、デンマークのジェンマブ社などが日本法人を設立されているのをご存じの方も多いのではないでしょうか。
MRの転職市場において注目度が高まっている外資系ベンチャーへの転職を検討しているという方も少なくはないでしょう。
ここでは、外資系ベンチャーの中でも目立つ存在であるスイスのバイオベンチャー「イドルシア ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社(以下、イドルシア社」についてお伝えしたいと思います。
気になっている方はじっくりと記事をお読みください。
イドルシア(idorusia)社の概要~取り組みや求人内容は?
イドルシア社がどのような製薬会社で、どのような取り組みを、また求人内容はどのようなものなのかご紹介していきましょう。
イドルシア社とは
イドルシア社は2018年3月に設立されたスイスのバイオベンチャーで、スイス国外で設立した外国法人では日本が初めてとなっています。
日本法人の代表は、アクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社で2001年から代表取締役を務められていた田中 諭氏。
そもそもイドルシア社はアクテリオン社の研究プロジェクトから派生して設立された経緯があることから、スイス法人の社長であるジョン・ポール・クロゼールもアクテリオン社のCEOなのです。
日本国内でターゲットとしている疾患は、
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くも膜下出血に伴う脳血管攣縮
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ファブリー病
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睡眠障害
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全身性エリテマトーデス
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治療抵抗性高血圧症
となっています。
「患者さまにより多くの革新的な薬を発見、開発、提供する」といったスイス本社での意思が日本でも継承されていますので、新薬開発におけるポテンシャルはとても高いのではないかと考えられます。
イドルシア(idorusia)社が求める人物像について
イドルシア(idorusia)社の公式サイトを確認してみると、2021年6月の時点においては公式に求人されている様子はありません。
ただ、非公開求人として扱われているとの情報もありますので、実際の内容については専門のキャリアコンサルタントに確認する必要があります。
公式サイトを拝見していると。日本法人が外国法人として最初に設立された訳ですので、高い目標を持って取り組まれていることが分かります。
イドルシア社の日本での取り組みは、
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常に高い目標を持つ
-
必要に応じて改善を行う
-
学び続ける
といったものが掲げられています。
そのための行動規範として、
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目標の達成のために探求心を持って挑戦し続ける
-
妥協せずにアイデアを実現させる
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チャンスを掴むために想像性と創造性に取り組む
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専門家チームとして行動する
-
日々学んで成長し続ける
といったもので、自分の可能性に挑戦できる社風であることが分かります。
そのため、チームとして働くスタッフについても、同様に優秀な人材を求めていることが分かります。
スイス法人の最高戦略責任者(CSO)であるマルティーヌ・クローゼル(Martine Clozel)は、求めている人物像として
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積極的
-
発想力
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柔軟
-
熱意
が大切であると公表されています。
イドルシア社が持っている考えや社風を知ることが大切であり、専門知識や技術だけではなく将来性に対して高く評価するとされています。
イドルシア(idorusia)社のターゲットとしている疾患
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くも膜下出血に伴う脳血管攣縮
-
ファブリー病
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睡眠障害
-
全身性エリテマトーデス(SLE)
-
治療抵抗性高血圧症
上記でもお伝えした通り、イドルシア社では上記をターゲット疾患として、新薬開発に取り組まれてきました。
どのようなものなのか、取り組み情報をお伝えしておきましょう。
クラゾセンタン(くも膜下出血に伴う脳血管攣縮薬)
2021年3月、脳動脈瘤によるくも膜下出血処置後の脳血管攣縮などを対象にしたクラゾセンタンを日本で承認申請されています。
脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血においては、初期段階を乗り切った数日後でも、脳血管攣縮が起こることがあります。
これが原因となって後遺症となることがありますが、どの患者に症状が現れるのか予測することができないために、治療の難しい症状だと言われてきました。
ルセラスタット(ファブリー病薬)
現在、ファブリー病の傾向治療薬の治験を開始しており、シャペロン療法の欠点を克服した治療薬として期待されています。
ファブリー病とは体内での分解酵素の働きが弱いなどの理由で、GL-3(グロボトリアオシルセラミド)と呼ばれる成分が蓄積し、さまざまな症状がみられる疾患です。
子どもから大人まで幅広い年代にみられ、「手足の焼けるような痛み」「手足のしびれ」などといった特徴的な症状がありますが、重篤な合併症を併発するリスクがあるために早期診断が大切であると言われてきました。
デュアルオレキシン(睡眠障害)
2019年12月、不眠症に対する治療薬について持田製薬と共同開発・共同販売する契約を締結し、治験が開始されています。
この発表時に、「開発が成功して承認取得した際には、MRを積極的に採用し営業部門を設けたうえで販売に手がけていきたい」と語られている点に注目できます。
全身性エリテマトーデス(SLE)
現在、全身性エリテマトーデス(SLE)の新薬開発に取り組まれています。
全身性エリテマトーデス(SLE)とは、免疫系の異常によって、自身の細胞に対する抗体を作ってしまい、自らを攻撃してしまうようになる自己免疫疾患です。
発症は1万人に1人程度で、20代から40代の女性に多い疾患で、発熱やだるさ、関節の痛みなどが特徴的な症状であると言われています。
治療抵抗性高血圧症
現在治療抵抗性高血圧症の新薬開発にも取り組まれています。
治療抵抗性高血圧症とは、生活習慣の改善や薬剤治療に取り組んでも、目標値まで血圧が下らないといった難治性高血圧症のことを言います。
高血圧患者の15%は、このような症状でお悩みになっていますので、期待されている新薬です。
イドルシア(idorusia)社の情報をさらに知る方法
イドルシア社の公式サイトを確認しても、現状で求人の募集は行われていないようですが、情報収集している中で「非公開求人」として扱われているとの情報もありました。
「非公開求人」とは一般的に閲覧できる求人ではなく、即戦力となる人材に限って見ることのできる情報です。
一部の情報では、某大手製薬会社のリストラや早期退職したMRがこの求人情報をみているのではないかとの噂もあります。
定かではありませんが、気になっているようであればMR求人に特化した転職エージェントに所属するキャリアコンサルタントに確認しておくといいでしょう。
実際イドルシア社では、睡眠障害に対する薬剤の開発が成功し承認された場合には、社内に営業部門を設け、MRによる営業部隊によって販売を手がけるといった考えを公にしています。
そのため、転職を少しでも検討しているのであれば、情報収集に動いておくようにしましょう。
まとめ
イドルシア(idorusia)社の情報についてご紹介しました。
スイスのバイオベンチャーであり、さまざまな疾患をターゲットにして日本国内での成長のために新薬開発に取り組まれています。
新薬の承認に伴って、優秀なMRを獲得するために求人が出されることも公表されていることから、注目度が高くなっています。
気になる方は、MR転職を専門にしている転職エージェントに登録しておき、求人情報について詳しくキャリアコンサルタントに相談するといいでしょう。
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