薬局の未来はこうなる!?Amazonが薬剤師求人?調剤薬局にアマゾンが参入??
ネット通販で知らない人はいない『アマゾン(Amazon)』。
近年では、アマゾンの公式サイトから市販薬を購入できることをご存じの方も多いでしょう。
これから薬剤師になりたい方のために、アマゾンの薬に対する動きについて調べてみましたのでご覧ください。
アマゾン(Amazon)が行う市販薬の販売、調剤薬局への参入
書籍などを購入するのと同じように、市販薬を購入することができます。しかも、第1類医薬品を購入することもできるのです。
みなさんもご存じの通り、第1類医薬品は副作用のリスクもあることから、販売できるのは薬剤師に限られており、販売時には必ず購入者に対して薬剤の情報提供を行わねばなりません。
つまり「アマゾンには薬剤師がいる!?」ということなのです。
例外的に登録販売者・一般従事者も薬剤師の管理・指導のもとに第1類医薬品の販売が可能ですが、少ない人数であってもアマゾンには薬剤師が存在するのは間違いありません。
調べてみますと、アマゾンからの薬剤師の募集を見つけました。
また、アマゾンは2018年にアメリカの調剤薬局を買収しており、ネットでの調剤薬局を開設していることでも知られています。
そのため、「日本にもアマゾンの調剤薬局が誕生する」と調剤薬局から恐れられているのです。
恐らくこの動きは、今後の薬剤師業界において大きな流れになることは間違いないでしょう。
アマゾン(Amazon)の薬剤師求人とは
薬剤師の中でも注目されているアマゾンでの求人情報。
アマゾンでは2017年から医薬品のネット販売に着手しており、薬剤師の求人も行われてきました。
年収や仕事内容について調べてみましたのでご紹介いたしましょう。
アマゾン(Amazon)の薬剤師求人
アマゾン(Amazon)では「アマゾン物流センター」において薬剤師職を募集されています。その内容についてご紹介しましょう。
募集内容 |
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勤務時間 |
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月額基本給 |
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業務内容 |
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求められる人物像 |
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歓迎されるスキル |
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上記のように求人情報が記されていますが、年収を計算してみると「5,548,800円以上」ということになります。
勤務時間は9時から18時までで、シフト制になっています。
ただし、月70時間の残業手当が含まれているという点は、応募する際には確認が必要な事項でしょう。
実態としてどの程度の残業があるのかは分かりませんが、70時間までは残業代の追加はないということになります。
また業務経験も必要であることから、即戦力として活躍できる人材を求めているということもお分かりになるのではないでしょうか。
アマゾン(Amazon)の第1類医薬品の購入方法
アマゾンの薬剤師は、アマゾン物流センターに勤務することになりますから、基本的にお客様と直接やり取りするのは、メールをはじめとしたものになることは想像つくでしょう。
そこで、アマゾンで第1類医薬品を購入するためには、どのような手順を踏まなければならないのか確認しておきたいと思います。
第1類医薬品を購入する際には、担当薬剤師から適正使用の確認が完了し、はじめて商品が発送されることになります。
注文の流れは次の通りです。
①第1類医薬品をカートに入れ、「レジに進む」ボタンをクリックする
②「ご使用者状態チェック」に回答し、「提出」をクリックする
③薬の説明と確認内容を確認し、「次に進む」をクリック
④お届け先や配送方法などの入力
⑤注文の確定
この流れの中で薬剤師が登場するのは②になります。
「ご使用者状態チェック」は、
「名前」「性別」「症状」「アレルギーや副作用の経験」「現在治療中の病気、使用している医薬品の有無」「今回購入する医薬品の使用の有無」「確認したいこと」
などで構成されており、この内容によっては薬剤師が適正ではないと判断し、注文をキャンセルすることもあるようです。
つまり、薬剤師は、主にこの場面において、業務を行うことになると考えられます。
参考:アマゾン「ヘルプ&カスタマーサービス:第1類医薬品を注文する」
アマゾン(Amazon)の調剤薬局への参入
アマゾンは2018年、アメリカのオンライン薬局企業である「ピルパック」を約7億5000ドルで買収すると発表しました。
そのため、アメリカでは病院に受診して、そのまま電子カルテをアマゾンに送れば、宅配で薬が届くシステムになっています。
日本も数年後にはこのような状況になっているのかもしれません。
アマゾン(Amazon)の調剤薬局への参入の経緯
アメリカでは電子カルテを管理するクラウドサービスが普及しつつあり、
このサービスを導入している病院では、患者さんのスマホにデータや処方箋が届くシステムになっています。
これはアマゾンではない、別のクラウドサービス会社が提供するもので、高額な電子カルテシステムを導入することなく、活用できるとして普及が進んでいます。
アマゾンはこのシステムに目を付け、その後、オンライン薬局であるピルパックを買収し、アマゾンの処方サービスが開始されるようになったのです。
アマゾンプライム会員であれば送料無料で、しかも早ければ当日配送が可能になっている便利なサービスですから、今後サービスエリアの拡大は間違いないでしょう。
アマゾン(Amazon)調剤薬局の日本参入は?
日本薬剤師会は、この状況について知らない訳ではなく、かなり警戒していることは間違いないでしょう。
ただ、規制の壁は相当高いために、アマゾンが容易に参入することはできません。
とはいえ、コロナ禍でオンライン診療や郵送での薬剤の送付が可能となったこともあり、アマゾンが今後参入するための条件は整いつつあるのかもしれません。
まとめ
アマゾンにまつわる薬の動きについてご紹介しました。
恐らく、アマゾンが国内で調剤薬局へ参入がはじまると、薬剤師の動きも大幅に変化することは間違いないでしょう。
現時点ではすぐに開始されることはありませんが、ヘルスケア部門に関しては相当力を入れていることが分かりますので、数年先にはどのようになっているのかは何ともいえません。
薬剤師に転職したいという希望があるのであれば、このような将来的な観測も必要ではないかと思います。
効率よく薬剤師に転職したい場合であれば、キャリアコンサルタントに相談したうえで決めていくといいでしょう。
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