MRからの介護・医療系ベンチャー『エス・エム・エス(SMS)』への転職~概要や売上、転職の方法まとめ
医療・介護系ベンチャー企業のエス・エム・エス(SMS)は2003年に創業された企業です。
ケアマネジャーの転職支援サービス「ケア人材バンク」の公開を皮切りにして、資格講座情報「シカトル」、介護職向けの転職支援サービス「カイゴジョブ」、ケアマネジャーのコミュニティサイト「ケアマネドットコム」など、特に福祉専門職には馴染みのあるサイトを数々提供しています。
2008年には東京証券マザーズ市場で上場を果たし、海外進出や企業買収による事業拡大を果たし、創業以来、売上は右肩上がりであることがわかっています。 そのような伸び盛りの医療系ベンチャーであることから、転職を目指すMRも増えています。
ここでは、エス・エム・エスの企業情報をさまざまな角度からお伝えし、転職を目指す方のために必要な情報についてもご紹介していきたいと思います。
医療系ベンチャー『エス・エム・エス』とは~売上や将来性、サービスなど
株式会社エス・エム・エス(CEO:後藤 夏樹)は、東京港区に本社を構える医療・介護系ベンチャー企業で、現在は従業員数が約2,000名(2018年3月現在)となっています。
売上は2021年3月期において350億を超え、順調に打ち上げを伸ばしていることが知られています。
どのくらいの売上収益を推移しているのか、将来性はどうなのか、また提供しているサービスの状況はどうなのか、転職希望者のために企業情報を詳しくご紹介していきましょう。
エス・エム・エスの売上・将来性について
2019年3月期:売上高 約308億3600万円、経常利益 約59億7000万円
2020年3月期:売上高 約351億4000万円、経常利益 約63億5000万円
2021年3月期:売上高 約359億6500万円、経常利益 約66億5000万円
エス・エム・エスの3年間の業績推移を見てみると大幅に伸びており、2022年度の経常利益予想は73億5000万円と強気の姿勢を見せていることがわかります。
創業から間もない2007年3月期の売上高は15億4500万円であることからすると、わずか14年間で20倍以上も売上を増大させてきたのです。 2020年3月期から2021年3月期についての伸び率は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり鈍化していますが、それでも経常利益を3億円伸ばしています。 エス・エム・エスは2008年には東京証券マザーズ市場に上場し、事業拡大にも乗り出しています。
2017年には介護関連の資格取得スクール「株式会社ツヴァイク」「株式会社ワークアンビシャス」、柔道整復師などを対象としたサービス「株式会社ウィルワン」を子会社化しています。 2015年からは海外にも事業拡大を行っています。
2015年にはアジアの医療情報サービスを展開する「MIMSグループ」の買収、2017年にはマレーシアの看護師人材紹介会社「Melorita Consultants Sdn. Bhd.」の子会社化しています。
国内だけではなく海外にも進出し、今後もますます発展が期待できる企業ではないかと考えています。
エス・エム・エスが提供しているサービス
エス・エム・エスが手がけている事業は、インターネットを活用した情報提供サービスです。 会社のミッションとして「高齢社会に適した情報インフラを構築することで価値を創造し社会に貢献し続ける」と掲げていますが、まさにその通りの事業展開が行われていることがわかります。
情報の内容は大きく5種類にわけることができ、「介護分野」「医療分野」「キャリア分野」「ヘルスケア・シニアライフ分野」「海外向け」になっています。 例えば、介護分野であれば、介護をする家族に向けた情報コミュニティ「安心介護」、ケアマネジャー向けコミュニティ「ケアマネドットコム」、介護事業者向け経営支援サイト「カイポケ」などがあります。
このように見ておわかりの通り、介護家族、専門職、経営支援など、介護に関わるあらゆる方が利用できるようなコミュニティづくりなどを手がけていることがわかります。 医療分野についても同様に、看護学生向けの雑誌「ナース専科」、看護師向けのWEBメディア「ナースプレス」などが展開されています。
キャリア分野については、ケアマネジャー向け人材紹介「ケア人材バンク」、介護職向け求人情報サイト「カイゴジョブ」、看護師向け人材紹介「ナース人材バンク」、医師向け人材紹介「M3」などを手がけています。
ヘルスケア分野においては、栄養士向けコミュニティ「エイチエ」、認知症情報ポータル「認知症ねっと」などとなっています。 今後はさらに保険内に限らない情報やサービスを提供していくことが掲げられていることから、ますます期待される企業になることだと感じられます。
医療系ベンチャー『エス・エム・エス』への転職の方法
- ビジネス(事業開発/新規事業・サービス企画/営業/マーケティング/など)
- コーポレート(経営企画/財務・経理/法務/IR/総務/社内システム/人事/労務など)
- テクノロジー(エンジニア/データサイエンティストなど)
- キャリアアドバイザー
エス・エム・エスでは随時、中途採用の募集が掲載されており、上記が募集職種一覧となっています。 さまざまな職種に分けられて求人が掲載されていることから、MRとして高めてきたスキルを発揮できる場も少なくありません。 ここではエス・エム・エスの転職を成功させるにはどうすればいいのか、詳しくご紹介していきましょう。
エス・エム・エスの年収
エス・エム・エスが公表している有価証券報告書によりますと、平均年収は約530万円(2020年度)となっています。
一般企業の平均年収よりも高いために、従業員数がどんどん増えていることがわかります。 平均年齢は約31歳となっています。 30代の平均年収は500万円台、40代になると600万円台後半、50代では600万円後半~700万円台と推定されます。
評価システムも構築されていますので、役責職・管理職などのポストを狙うことが、年収を高めるためのもっとも近道であると言えます。 中途採用のハンデはありませんから、チャレンジしてみることをおすすめします。
エス・エム・エスに効率よく転職を勝ち取るには
エス・エム・エスは公式サイトにおいて、随時、採用の募集が掲載されています。
インターネットを活用した情報提供が主な業務になりますが、MRで培った経験はかなり重宝されることになるかと思います。 エス・エム・エスの理念やビジョンなどを踏まえて、計画に基づいて転職活動を行うようにすれば良いでしょう。
転職を真剣に考えているのであれば、医療系ベンチャーに強いキャリアコンサルタントに相談することがもっても適切であると言えます。 転職エージェントに所属するキャリアコンサルタントは、医療系ベンチャーをはじめ、さまざまな医療系・介護系企業などと連携を図っています。
まさに転職市場を知り尽くしている存在ですから、この情報を活用しない手はないでしょう。
ぜひ医療系ベンチャー企業に強い転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントと共に転職活動を進めていくといいでしょう。
まとめ
医療系ベンチャー「エス・エム・エス」の情報をまとめてみました。 「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」といったミッションを掲げ、情報提供をし続けるエス・エム・エス。 情報収集が得意なMRにとって、活躍できる場であることは間違いありません。
今後、さらに情報インフラが求められていますから将来性は高い企業です。エス・エム・エスへの転職を目指すことはとてもおすすめです。 エス・エム・エスの転職情報をもっと知りたいのであれば、医療系ベンチャーに強い転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントに相談してみるといいでしょう。
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