MRからの医療系ベンチャー『メドレー』への転職~概要や売上、転職の方法まとめ
「Forbes 起業家ランキング2019 TOP20」「日経優秀製品・サービス賞2018 最優秀賞 日本経済新聞社賞」などに選ばれることによって、注目度を高めてきた「メドレー株式会社」。 創業は2009年、創業時から右肩上がりの売上であることも知られています。
メドレーは医療介護の求人サイト「ジョブメドレー」、老人ホームの検索サイト「介護のほんね」、オンライン診療システム「CLINICS(クリニクス)」などの運営を行っています。 インターネットを活用して事業を展開していることが特徴的なベンチャー企業です。
ここでは、メドレーの企業情報をさまざまな角度からお伝えし、転職を目指す方のために必要な情報についてもご紹介していきたいと思います。
医療系ベンチャー『メドレー』とは~売上や将来性、サービスなど
メドレー株式会社(CEO:瀧口浩平)は、東京港区に本社を構える医療ベンチャーで、現在は従業員数が約500名となるまでに大きくなりました。 メドレーはどのくらいの売上収益を推移しているのか、またどのようなサービスを提供しているのか詳しくご紹介していきましょう。メドレーの売上・将来性について
2019年通期:売上高 約47億6500万円、営業利益 約15億3000万円 2020年通期:売上高 約68億3000万円、営業利益 約39億6000万円 メドレーの過去2年間の業績推移を見てみるとかなり大幅に伸びていることがわかります。
もう少し過去のものを掘り下げてみると、2015年の売上高は約2億4300万円、2017年では約17億1200万円であることから、急成長を遂げていることがわかります。 特に2020年は、みなさんもご存知の通り、新型コロナウイルス感染症の影響によって医療・製薬業界は冷えこんでいたことからしても、驚異的な数字であることが見て取れるでしょう。
これは、メドレーが提供しているサービスを利用する医療機関や調剤薬局などが大幅に増えたことが好材料となりました。 コロナ禍である2020年4月、初診患者にオンライン診療を適用するという時限措置が政府から発表されたのを機会として、急激に導入が増えたのです。 2019年12月には東京証券取引所マザーズ市場において上場を果たし、2021年には売上高は100億円を超えるのではないかという予想まであるほどです。
これからさらに注目度が高まる医療系ベンチャー企業であることは間違いないでしょう。
メドレーが提供しているサービス
メドレーが手がけている事業には、大きくわけて2種類あります。
ひとつが「人材プラットフォーム事業」、もうひとつが「医療プラットフォーム事業」です。 人材プラットフォーム事業には、日本最大級の医療介護の転職サイト「ジョブメドレー」があります。
ジョブメドレーで掲載されている求人情報には、医師・歯科医師をはじめとして、薬剤師、保健師、看護師、臨床工学技士、管理栄養士、公認心理士、医療事務など、医療にかかわるすべての職種の求人が掲載されています。 さらに福祉職として、介護職員、ヘルパー、ケアマネジャー、相談員などや、保育関係での保育士や幼稚園教諭、児童発達支援管理責任者など、リハビリ関係では理学療法士、言語療法士など、あるゆる職種が取り扱われているのが特徴です。
求人情報は全国35万件の情報が掲載されており(2021年11月現在)、求人数は業界最大規模であると言っても過言ではないでしょう。 このような求人サイトでは、事業者が求人情報を掲載する際に一定の費用が必要となりますが、メドレーでは掲載は無料、採用された際に報酬が発生するという仕組みになっていますので、とても効率よく掲載することができるのです。
そのようなことから、メドレーの収益の多くは、この人材プラットフォーム事業が占めていると言われています。 医療プラットフォーム事業の核となるのが、クラウド診療支援システムの「CLINICS(クリニクス)」と、医療情報提供サービスの「MEDLEY」です。 CLINICS(クリニクス)では、オンライン診療、服薬指導のためのシステムを提供して収益を得ています。
専用のアプリを使えば、24時間いつでも診察の予約をすることができ、オンライン診療が可能な医療機関を探すことも可能です。 予約時間が来たら、アプリ上で呼び出しがあり、ビデオチャットで診察が始まります。 診察が済めばクレジットカードで決済を終え、そのまま調剤薬局とのオンライン服薬指導へと移ります。
処方された薬は後日、登録住所に郵送されることになり、アプリ上のお薬手帳に薬が登録されることになります。 つまり、通院から薬の受け取りまで通院することなく可能になっているのです。 今後さらに普及するシステムになっていくと予想されています。 メドレーでは、その他にも老人ホームの検索サイト「介護のほんね」も提供しています。
ほかのサービスと同様のシステムとなっており、老人ホームを無料で紹介し、入居が決定すると紹介成果報酬が支払われることになります。
メドレーが考えている今後の事業展開
このように、メドレーの事業を追っていくと、医療従事者や患者・利用者に向けてインターネットを活用した情報提供サービスであることがわかります。 患者目線で言えば、治療の選択肢に必要な情報はまだまだ不足している状況ですし、医療従事者目線で見れば、地方は人材が不足しているにも関わらず、資格や経験が活かせていない人材で溢れています。 このような問題を解決するためには、相性が良いインターネットを活用することが適切であろうと考えているのです。
ただ、医療業界はまだまだインターネットを活用したサービスは未成熟であると言えます。 そのためメドレーは、医療業界に参入したネット企業として、医療の持っている課題をインターネットで解決していこうとしているのです。
取締役の中には東大医学部出身者も数名在籍していることからしても、ますます医療業界にはなくてはならない存在になっていくのではないでしょうか。
医療系ベンチャー『メドレー』への転職の方法
- エンジニア・デザイナー
- PdM・ディレクター・マーケター
- ビジネスディベロップメント
- セールス・カスタマーサクセス
- サポート・アシスタント
- コーポレート・その他
- グループ会社
メドレーでは随時、メドレーグループ全体で中途採用の募集が掲載されており、上記が募集職種一覧となっています。 募集職種の中にもさまざまな職種に分けられており、その職種は多種多様となっています。
そのため、「インターネット企業だから…」と諦めずに、MRとしての業界のスキルを活かした部署への転職を目指すといいのではないでしょうか。 ここではメドレーの転職を成功させるにはどうすればいいのか、詳しくご紹介していきましょう。
メドレーの年収
メドレーが有価証券報告書で公表している平均年収は約511万円(2020年度)。過去の平均年収の推移をみていると、上昇していることがわかります。 事業の順調に進んでいることも大きく影響しているのであろうと考えられます。
平均年齢は約31歳ですが、30代の平均年収は400万円台後半から5000万円台、40代になると500万円台後半、50代では600万円台と推定されます。 ただし、評価が高ければ年収に反映されるシステムとなっており、中途採用の社員であっても分け隔てなく評価される社風があります。
そのため、うまく役責職・管理職などのポストに抜擢されるような場合には、700万円台~800万円台と高額年収になることも可能です。 恐らく今後も事業拡大を考えている企業ですから、チャレンジ精神はとても重要ではないでしょうか。
メドレーに効率よく転職を勝ち取るには
メドレーは公式サイトにおいて、随時、採用の募集が掲載されています。
インターネット企業ではありますが、チームで動いていることが多いために、技術に関する知識が不足しているとしても問題ありません。 むしろ、MRからの転職の場合、ほかの職種ではなかなか経験できない医師とのコミュニケーションに長けていることもあり、注目されるのは間違いないでしょう。
そのため、自身の長所を活かし、短所を補うような戦略を持っておくと、転職を成功する可能性も高くなります。 そのようなことから、医療系ベンチャーに強いキャリアコンサルタントに相談しながら、転職活動を進めていくことをおすすめします。
キャリアコンサルタントは転職エージェントに所属しており、日々の業務において、医療系ベンチャー企業の人事や採用担当者とやり取りを行っています。 医療系ベンチャー企業の状況について、知り尽くしているのはキャリアコンサルタントと言っても過言ではないのです。 ぜひ医療系ベンチャー企業に強い転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントと共に転職活動を進めていくといいでしょう。
まとめ
医療系ベンチャー「メドレー」の情報をまとめてみました。
医療系ベンチャー企業はいま、MRからとても注目されています。注目される医療系ベンチャー企業の中には、間違いなく「メドレー」が含まれているのです。 将来性は高く、今後も医療業界のIT技術は高くなっていくことが推測されることから、メドレーへの転職を目指すことはとてもおすすめです。
メドレーの転職情報をもっと知りたいのであれば、医療系ベンチャーに強い転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントに相談してみるといいでしょう。
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