メディカル一光(フラワー薬局グループ)への薬剤師転職~40代~50代でも可能?年収は?
株式会社メディカル一光は全国に91店舗(2021年12月1日現在)の調剤薬局「フラワー薬局グループ」を展開する企業です。
三重県を中心に店舗展開しており、介護事業などに力を入れていることでも知られています。
創業は1985年、三重県に1号店がオープンして以来、すでに30余年が経過し、グループ全体では従業員が2,041名、うち薬剤師が462名を有する企業に発展しました。
積極的に薬剤師人材を採用し、充実した研修体制でキャリアアップを目指すことも可能です。
ここでは、メディカル一光がどのような企業なのか、また、グループの調剤薬局「フラワー薬局」に関する働き方、福利厚生、給与、採用情報などを詳しくお伝えします。
メディカル一光とはどのような企業?
株式会社メディカル一光(本社:三重県津市)は、調剤薬局事業だけではなく、ヘルスケア事業、医薬品卸事業、不動産事業、投資事業などにも手がける企業です。
順調に売上を拡大していることから、常に注目される調剤薬局グループです。
メディカル一光とはどのような企業なのか、詳しくご紹介しましょう。
メディカル一光の概要
株式会社メディカル一光は1985年に創業した調剤薬局グループであり、三重県に第一号店「西古河調剤薬局」をオープンして以来、三重県を中心に店舗展開してきました。
1986年からは関西に店舗展開、1994年には東海にも出店を進めています。
現在は北海道から中国地方まで幅広く店舗が存在していることで注目されるようになりました。
1990年代半ばに医薬分業が進んだことを契機として、ジェネリック医薬品の卸売販売会社「キンキ・コーポレーション」を吸収、2004年にはJASDAQ市場に上場を果たしています。
その間も大型薬局の出店、イオン株式会社などとの資本提携、不動産事業への進出、介護事業への算入、M&Aの取り組みなど、事業拡大に取り組まれてきました。
グループ全体の従業員は2,041名、うち薬剤師462名が所属しており、地域に根差しながら地道に調剤業務が行われています。
メディカル一光の売上高
- 2021年:売上高316億300万円
- 2020年:売上高320億4200万円
- 2019年:売上高312億2200万円
- 2018年:売上高309億1400万円
- 2017年:売上高294億8900万円
メディカル一光グループの過去5年間の売上高をご紹介いたします。
2021年の売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響もあり鈍化していますが、着実に右肩上がりであることがわかります。
2022年2月期決算においての売上高は、前年期比108.3%を確保、調剤薬局・ヘルスケア・医薬品卸の各事業において伸びを見せています。
売上高だけではなく、利益においても計画を上回っていることが分かっており、今後も期待できる企業であることが理解できるのではないでしょうか。
メディカル一光の調剤薬局チェーンの特徴
メディカル一光は「フラワー薬局グループ」として調剤薬局チェーンを店舗展開しています。
患者様に対して安心安全に薬剤をお届けするために、薬剤師に対する研修体制を充実させ、スキルアップに取り組んでいます。
医療に対する社会的ニーズは、社会の状況によって刻々と変化します。
そのため薬剤師は常に新しい情報をつかみ、知識や技術を吸収していくことが欠かせないと考えています。
そのようなことから、新入社員である薬剤師は、入社後には3週間の日程で集合研修に参加、医療従事者としての心構えやホスピタリティ精神を学びます。
各薬局店舗に配属された後は、先輩職員がマンツーマンでOJT指導を行い、業務を習熟させていきます。
また、定期的に職務レベル別の研修が行われ、年次に対応したスキルアップ研修を実施されます。
新卒採用だけではなく、中途採用においてもハンデはなく、未経験や長期ブランクでもキャリアアップできることから、求人は常に注目されています。
メディカル一光の調剤薬局に転職したらワークライフバランスはどうなる?
- エリア社員:希望勤務地の薬局、転居を伴う異動なし
- ナショナル社員:全国勤務、転居を伴う転勤あり
- 関西ナショナル社員:大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良の各店舗で勤務、転居を伴う転勤あり)
- 東海ナショナル社員:愛知・三重の各店舗で勤務、転居を伴う転勤あり
メディカル一光の調剤薬局に転職する場合、勤務するエリアを選ぶことができます。
いつまでも自宅から仕事に通いたい方であれば、「エリア社員」を選択しておけば、ワークライフバランスを重視した働き方ができるでしょう。
ただ、ナショナル社員は、「ナショナル社員手当」が用意されていることから、採用時から高収入を狙うことができます。
転居を伴う移動が可能なのであれば、ナショナル社員を選んでおくことで、充実した収入を獲得することも可能です。
福利厚生も充実しており、特に女性の方に薬剤師においては、育児休業や育児短時間勤務制度を利用しながら働き続けることが可能です。
育児短時間勤務制度においては、小学1年生終了時まで1~2時間の時短勤務が可能となっています。
メディカル一光の調剤薬局の40代~50代での年収はどれくらい?
メディカル一光の調剤薬局「フラワー薬局グループ」では、平均年収は500万円程度となっています。
中途採用時の年収は目安として400~650万円。経験によっては、採用時から高収入を狙うことも可能となっています。
採用エリアは4種類あり、
- エリア社員(地域限定勤務・転居を伴う転勤なし)
- ナショナル社員(全国勤務・転居を伴う転勤あり)
- 関西ナショナル社員(関西店舗で勤務・転居を伴う転勤あり)
- 東海ナショナル社員(東海店舗で勤務・転居を伴う転勤あり)
となっています。
エリア社員の給料は290,000円(基本給+薬剤師手当など諸手当を含む)。 転居を伴う異動が可能なナショナル社員である場合、給料は360,000円~390,000円となります。エリア社員と比較して特別な「ナショナル社員手当」が70,000円~100,000円含まれるからです。
高収入を狙うのであれば、ナショナル社員を選ぶといいでしょう。
各店舗では、採用時の研修を受けながらキャリアを積み、薬局業務全般に取り組んでいきます。
キャリアアップ制度が充実していることから、早い段階から「管理薬剤師」を目指すことが、年収を高めるもっとも効率の良い方法であると言えるでしょう。
また、管理薬剤師の先は、マネジメント業務にまで手がけることができれば、さらなる報酬アップに繋げることが可能となります。
経験を積むことによって、薬局を束ねるリーダー業務が用意されており、薬局責任者・エリアマージャーとして店舗マネジメントを行います。
その他にも、採用活動に関わることや、教育研修に関わることも可能です。
メディカル一光の調剤薬局に40代~50代でも薬剤師として転職できる?
メディカル一光の調剤薬局「フラワー薬局グループ」に転職を希望されている場合であれば、薬剤師転職に特化した転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。
フラワー薬局グループでは、積極的に中途採用を行っています。
そのため、40代~50代の未経験者や長期ブランクの方であっても、人材を重視されますので、諦めずにチャレンジしてみるといいでしょう。
ただ、採用の店舗においては店舗の状況によって異なります。
さらに未経験や長期ブランクであるとしても、MRなど医薬品に関するスキルを持ち合わせているような場合であれば、非公開求人の紹介や収入交渉に応じてもらえる可能性があります。
転職エージェントに所属するキャリアコンサルタントは、常に企業の人事・採用担当者と連携を図っています。
どのような人材が求められているのか把握しているために、そのようなことが可能なのです。
また、フラワー薬局グループだけではなく、その他の大手調剤薬局グループのキューピット比較することも可能です。
ぜひうまく活用して、転職活動を成功させてください。
まとめ
メディカル一光への薬剤師転職について詳しくお伝えしました。
メディカル一光は近年売上高も拡大、注目度が高くなっています。
調剤薬局「フラワー薬局グループ」では積極的に人材を募集していることから、転職を希望する薬剤師が増えている状況です。
40~50代の未経験者や長期ブランクの方であるとしても人材重視のために採用される可能性も十分にあります。
また、ハンデなく雇用されることから、管理薬剤師やマネジメント業務などキャリアアップを目指すことも十分可能なのです。
メディカル一光への薬剤師転職を希望するのであれば、薬剤師に特化した転職エージェントに登録することをおすすめします。
キャリアコンサルタントに相談しながら、計画的に転職活動に取り組んでいきましょう。