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pharmaessentiajapanのスタートアップメンバーの募集が開始に。

セルジーン社の募集の時や直近ですとAlnylam社の募集にあったように、バイオベンチャーの日本法人の本格的な立ち上げ、スタートアップメンバーの募集はとても魅力的です。

まだ確定していない事や買収リスクなど、リスクはありますが、与えられるpositionや業務の自由度、何よりも給与面ではかなり期待できるものがあります。

そんな中、pharmaessentiajapanのスタートアップメンバーの募集の話を聞く事が出来ました。

まだ、オープンになっていない事が多いですが、分かる範囲で記載したいと思います。

pharmaessentiajapan社とは

ファーマエッセンシア ジャパン株式会社は台北に本社を置く、PharmaEssentia Corporationの日本法人として2017年に設立された、新しい会社です。

日本法人設立から、まだ3年のフレッシュな会社で、本国台湾でも2015年からと本当にスタートアップから参加が出来る会社だと思います。

ですが、日本法人の社員は既に約50人としっかりと確保できているみたいです。

この様な案件の場合、MRよりも前に開発や薬事といったところの募集が充足してからMRの募集となるので、いよいよ上市が近づいているのだと思います。

PharmaEssentiaのコアテクノロジーは

最近のバイオファーマは独自の技術を薬剤に応用して、立ち上げの流れが主流になっております。

薬剤の基礎を開発するのではなく、既存の薬剤にテクノロジーを追加して、有効性や安全性を高めて上市することもあります。

PharmaEssentiaのコアテクノロジーは新しいペグ化技術があります。

コアテクノロジー

タンパク質医薬品デザインの分野では、治療に用いるタンパク質分子にポリエチレングリコール(PEG)を付加する(ペグ化)過程で、タンパク質分子のある特異的で限定された部位を標的とすることによって、その生物学的活性を保持することを目指します。
PharmaEssentia のペグ化技術プラットホームは、循環血流中での安定性を高めることによって半減期を延長させ、タンパク質医薬品の有用性を増すようにデザインされています。
PharmaEssentia は、タンパク質工学とPEGに関連した化学を組み合わせた新しいペグ化技術プラットホームと革新的な特徴を有するPEGを用いることによって、より良い治療を目指した新規性の高い医薬品を創成します。
このテクノロジーによって生み出された長時間作用型タンパク質医薬品は、既存の類似する医薬品と比較して、優れたPK-PD 特性を示します。
また、これらのPEG-タンパク質複合体は単一のアイソマーとなるようにデザインされており、重度の副作用を引き起こす可能性のある他のアイソマーを含まないため、副作用も軽減します。

この技術を応用した薬剤の第一号がBesremi(ベスレミ)という製剤で、ペグ化されたインターフェロン製剤になります。

今回の募集はこちらの立ち上げメンバーとなります。

期待の新製品Besremiとは

一般名はRopeginterferon alfa-2b で既に真性多血症と本態性血小板血症でのPhase3が完了しております。

https://www.pharmaessentiajapan.com/hematology/P1101/

こちらに記載がある通り、現在までの高リスク患者への細胞減少療法の第一選択薬は、ヒドロキシカルバミドとインターフェロンです。

ヒドロキシカルバミドは何十年にもわたって使用されてきた化学療法剤ですが、一部の試験ではPVが急性骨髄性白血病に移行するリスクを高める可能性が示唆されています。

インターフェロンはヒドロキシカルバミドと同程度に有効ですが、従来型インターフェロンは、インフルエンザ様症状、自己免疫疾患、うつ症状などの副作用が起こりやすく忍容性に問題があったほか、週に3~5回の注射が必要でした。

今回、開発されたペグ化インターフェロン(長時間作用型インターフェロン)Ropeginterferon alfa-2bは毎週又は隔週に1回の投与頻度で忍容性も良好であるため、治療反応性の向上をもたらしました。

さらに、一部の患者では疾患による負荷が著しく軽減されました。

これは、ヒドロキシカルバミドによる治療ではみられなかったことです。

これらのことから、Ropeginterferon alfa-2b (P1101)は、病態を改善できる可能性があります。

実際に、P1101によるPVの治療において優れた結果が示され、2016年と2017年の米国血液学会(American Society of Hematology)で報告されています。

真性多血症と本態性血小板血症は患者数が真性多血症の本邦の発症率は10万人に2人程度、本態性血小板血症に関しては、10万人に1人程度なので、かなり絞られた領域になると思います。

ですが、患者さんのQOLは高まる可能性が高く、確実にニーズがある領域だと思います。

気になる採用条件は

疾患、領域の経験については、今回は何も問われませんでした。

ただし、他のオーファンの会社と同様、ある程度は経験があった方が良いと思います。

採用条件

血液がん領域、感染症、オンコロジー、皮膚科領域担当経験がある方は尚可
広域担当経験、KOL担当経験がある方は尚可
リモートワーク経験のある方も尚可

代表取締役社長自ら、私たちは、社員の専門性とプロフェッショナリズムを最大限に引き出せる柔軟な組織造りを目指しています。

そのためにはリモートワークやパラレルキャリア形成など、時間・場所・契約にとらわれない働き方を推進し、これから訪れるいかなる未来にも順応できる組織を実現していきたいと考えています。

と発信されています。

口コミや紹介して頂いた方から聞く限り、居心地は良い会社だと思います。

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