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50代MRの転職事情~50代MRが早期退職を成功させる大切な3つの視点とは

2023年の10月、MRの転職求人は15%増だとネットニュースで報道されました。

同年8月には求人数減のニュースも出ていたため、MR転職市場のトレンドは日々変わっています。

 

新聞やテレビなどの報道をみていると、コロナ禍でのリストラや早期退職に踏み切る企業がとても増えていることが分かります。

 

特に、その流れが盛んなのが『製薬業界』であると言えます。

 

50代のMRに対するリストラ・早期退職に取り組む製薬企業が増えている状況にあります。

 

その理由として、次のものが挙げられます。

 
  • 50代のベテランMRは報酬が高い

  • テレワークによりそれほど多くの営業が必要ではなくなった

  • 戦力になるMRだけを雇用しておきたい

 

特に50代のMRとなると報酬が900万円を超えることも珍しいことではありませんので、同じ仕事ができるのであれば若くて有望なMRを戦力として置いておきたいのです。

 

そのような中で、50代のMRがリストラや早期退職によって転職が必要になったときに、転職は可能なのでしょうか。

 

ここでは、50代からのMR転職事情と題しまして、50代MRが持っておきたい視点をさまざまな角度からお伝えしていきます。

 

50代MRのMR転職事情

 

世間一般的には、50代からの転職はとても厳しい状況が伝えられています。

 

それではMR業界はどうでしょう?

 

中には高いスキルや知識を有して、さまざまな実績を築いてきた方もいらっしゃると思います。

 

地道にコツコツと業務を積み上げてきたという方も少なくないでしょう。

 

そのような50代のみなさんのMR転職事情について、詳しくお伝えしていきます。

50代MRのMR転職を検討する3つの理由

  • リストラや早期退職

  • コントラクトMRの契約切れ

  • 家庭の事情など個人的な理由

 

50代MRが転職を検討する理由として多いものには、これら3つにまとめることができます。

 

製薬会社は今、業界再編や薬価下げなどによって、生き残りをかけた戦いが始まっています。

 

そのため、どうしても報酬の高い50代MRが、リストラの対象となってしまうことが避けられない事実なのです。

 

ただ国内の製薬会社ではリストラが簡単にできるものではありませんので、実際には退職金の上乗せによる早期退職の募集が一般的でしょう。

 

大手製薬会社でも1,000人規模の早期退職者を募集するようなことがありますので、そのような自社の状況を不安視して、自ら退職を願い出るという方は少なくないのです。

 

また、コントラクトMRとして働いている方の中には、契約が切れてしまうことによって転職を余儀なくされるという方もいらっしゃいます。

 

CSOで働いていると、どうしても契約切れの問題を避けることができません。

 

さらに、転職が難しい状況となるなど、個人や家庭の事情によって転職せざるを得ないということもあるのではないでしょうか。

 

50代MRはMR転職は可能なの?

一般的に考えてみて、50代での転職は40代・30代・20代と比べると、やはり不利であることは間違いありません。

 

ただ、50代の転職が必ずしも不可能であるということではありませんので、転職活動を行うのであれば、50代だから可能な戦略を持ち合わせておく必要があります。

 

例えば、同じ条件で50代と30代の転職希望者のどちらかを採用するとなると、一般的には30代を採用することになります。

 

しかし、ここでずば抜けたスキルや経験があるのであれば50代でも採用されるチャンスがありますし、営業所長などの経験を重視されるようなことがあるかもしれません。

 

不利ではあっても無理ではありませんので、自分のアピールポイントをしっかりと持って、転職活動に取り組むことが大切です。

50代MRの年収はどうなる?

50代で製薬会社のMRとして働いている場合の報酬は、900万円以上であることも珍しいことではありません。

 

仮にそのような50代MRが転職を考える場合、同じ報酬で採用してもらうことを考えるのは、やはり無理のあることです。

 

しかも、50代になると正社員での採用も難しい状況であり、一般的には契約社員として採用されることを目指すことになります。

 

とはいえ、コントラクトMRとして採用されたとしても、年収は600万円前後であることが多く、ほかの産業などと比較した場合には高収入であると言えます。

 

報酬が下がってしまうということに関して、自分自身が受け入れることができるのか、そこがとても重要な部分になるのです。

50代MRのMR転職を成功させる大切な3つの視点

・まずは自分の仕事改革から

・こだわりは捨てること

・業界内の情報を掴む

 

50代からの転職は、今まで働いてきた自分自身の考え方や視点を変えなければならないように感じます。

 

厳しいことを言いますが、そうでなければなかなか転職を成功させることが難しい状況にあるからです。

 

どのような視点を持っておけねばならないか、実際に採用する側の視点を踏まえてお伝えしていきたいと思います。

まずは自分の仕事改革から

まだ具体的に転職について考えていないという方でしたら、自分自身の働き方改革に取り組んでおく必要があります。

ゴルフや接待などの時代は終わりました。今はコロナ禍にあって、テレワークによる営業が進んでいます。

 

そのような中で、今の若手MRがどのような営業の取り組みをしているのかご存じでしょうか。

 

大きな病院を担当し、必要なスキルを学び、必死にもがきながら営業活動をしています。

 

50代MRでも同じようにスキルや知識を磨いてきたという方なら、これから転職活動を行っても、30代や40代には負けることはないでしょう。

 

ただ、いつまでも「昔は良かった」と感じているようなMRであれば、まずは自分自身が意識改革して、自分に何を求められているのか明確にすべきではないかと考えます

こだわりは捨てること

スキルや経験値の高い50代MRであるとしても、やはり転職を目指す場合には不利になることは間違いありませんから、こだわりを捨てることが必要です。

 
  • 年収

  • 雇用形態

  • 勤務地

 

大きく言えば、こだわる部分はこの3つにまとめられるのではないでしょうか。

 

年収については上記でもお伝えしましたが、50代で1000万円前後の収入がある方であっても、転職によって500万円台に落ちてしまうことも十分考えられます。

 

雇用形態も正社員ではなく、派遣職員であることも多いでしょう。

 

勤務地限定ではなく転勤が必要となることも覚悟しておく必要があります。

 

このようなこだわりをなくしていく中で、自分自身の生活をどのように安定させていくのか、しっかりとワークライフバランスを考えておく必要があるでしょう。

 

業界内の情報を掴む

現在、製薬会社のMRである場合、どうしても同じような新薬メーカーに目がいってしまいがちです。

 

募集があると言っても、新薬メーカーで50代が採用されることは至難の業であることは間違いありません。

 

そのため採用があるジェネリックメーカーやCSOなどの情報をしっかりと集めておく必要があります。

 

特に、現実的に採用されやすいのはCSOで、コントラクトMRとして働くことです。

 

そう考えると、上乗せの退職金があるからと言っても早期退職を選ばずに、もう少し様子を見ておくことも一つの方法かもしれません。

 

50代MRのMR転職を成功させる具体的な3つの行動

・MRとしてのスキルや経験を棚卸する

・転職への行動は素早く

・キャリアコンサルタントに相談する

 

実際にMRへの転職活動を行って成功を勝ち取るには、上記3つの具体的な行動が必要となります。

 

今までMRとして積み上げてきたものを、どのように活かしていくのか、その棚卸をしっかりとしておきましょう。

 

例えば、営業所長を経験してきたような方であれば、管理職のポストが開ける可能性も考えられます。

 

ただ、「オンコロジーMRだから」とか「有名大学病院の経験があるから」という経験だけを過信しないことも大切です。

 

特に、すでに退職しているという方であれば、無職の期間が長くなればなるほど、次の転職の機会を失ってしまうことになります。

 

そのため、そのような方であれば行動を素早く起こすことが必要となります。

 

適切な情報をうまく掴むには、キャリアコンサルタントに相談することが、もっとも大切だと感じます。

 

キャリアコンサルタントは転職エージェントに所属している転職の専門家であり、転職エージェントの中にはMRの転職を専門にしているところもあります。

 

そのようなキャリアコンサルタントであれば、業界内部のことを知り尽くしていますので、うまく転職に結び付けることができるのです。

まとめ

50代MRのMR転職事情についてお伝えしました。

 

MRとして経験を長く積んできたとしても、やはり50代での転職は簡単ではありません。いや、かなり難しいと言えるでしょう。

 

しかし、自分が今までに積んできたスキルや知識をうまく活用すれば、転職の道は必ず開けてきます。

 

そのためには、MR業界についての情報を知り尽くしている、キャリアコンサルタントを活用することが、もっとも効率の良い転職活動になるでしょう。

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