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外資系製薬会社で働くMRの年収・給与・ボーナスは?大手3社 ノバルティス・ファイザー・サノフィを徹底調査!!

国内(内資系)製薬会社から外資系に転職を検討しているMRは多いでしょう。 特に外資系の中でも給料がいいと評判のノバルティスファーマやファイザー、サノフィの3社に注目するMRは少なくないはずです。 いずれにおいても平均年収としては800万円を超えていることが知られており、40代になると1000万円を超えることも珍しくないようです。下記に3社の平均年収をまとめました。

 

企業名 平均年収
ノバルティスファーマ 810万円~840万円程度
ファイザー 810万円~870万円程度
サノフィ 850万円~900万円程度
 

※VORKERS,平均年収JP,ITmedia,SalesZineなどから調査

 

ただ、その半面で、成果主義であるイメージが内資よりも強いために、不安に感じてしまう側面は否めません。 ここでは、ノバルティスやファイザー、サノフィの3社に注目し、企業口コミ・給与明細サイト「リコネ」を運営するグローバルウェイの調査などをもとにして外資系製薬の特徴について見ていきたいと思います。

 

目次

  1. ノバルティスファーマ
  2. ファイザー
  3. サノフィ
  4. 外資系製薬会社の年収の仕組み
  5. まとめ~外資系製薬企業に転職するには

 

ノバルティスファーマ

ノバルティスファーマは、MRの転職先として注目されている外資系製薬企業で、特に業績が良ければどんどん収入も多くなると言われています。

ノバルティスファーマとは

ノバルティスは、スイス・バーゼルに本拠地を置く製薬企業で、すでに250年以上もの歴史を持っており、日本法人については1997年に設立されています。 アイケアやジェネリック医薬品を主要事業として展開されています。 ヨーロッパ系企業であるために、欧米の製薬会社と比較しても人間関係がアットホームであると注目されています。

ノバルティスファーマのMRの年収は?

ノバルティスファーマのMRの年収は、グローバルウェイの調査をはじめとして、さまざまな転職サイトの調査を総括すれば810~840万円程度であることがわかります。(VORKERS:MR87人の平均が857万円、平均年収JP:826万円、ITmedia:829万円ほか多数のサイトを確認しました) かなりスピード感を持って成果を出されているMRであれば、20代後半で700万円程度、30代で1000万円を見込むことができます。また、MRとして入社し、マーケティング企画や管理職に昇進できれば40歳前後で1200万円~1500万円を目指せます。 ただし、成果給の割合が多く、年3回の賞与の支給はおおむね「基本給の4.5か月分+アルファ」となっています。 3回の賞与のうち2回は基本給の2.25か月分であり、+アルファ部分は0~7か月まで幅広い成果給が用意されていることが分かります。 ただし、7か月分まで支給されるのは稀なケースで、内資系よりも年収を高めたいのであればかなり成果をあげないといけないのは間違いありません。

 

ファイザー

コロナワクチンの開発によって注目度の高いファイザー。 他の外資系製薬企業には漏れず、実力によって報酬が決められています。 そのため、実力のあるMRと成果が出せないMRとでは、大きな年収の差があることが分かっています。

ファイザーとは

製薬企業の中でも大手の一つとして認められているファイザー。国内法人においては3600人ほどの従業員が勤務しています。 現在においては、コロナワクチンにおいて注目度が高まっています。 アメリカニューヨークに本社を置いており、世界でみても医薬品売上は第2位であることが知られています(2019年)。 その歴史は古く、1849年の南北戦争において活用した医薬品はファイザー製のものであり、1949年には世界で初めて抗生物質の開発に成功しています。 その後、有力な新薬を企業ごと買収する手法を「ファイザーモデル」と呼ばれるようになるなど、製薬業界再編の中心として注目されてきました。 日本法人の設立は1953年と、外資系の中でも特に歴史があることでも知られています。

ファイザーのMRの年収は?

ファイザーのMRの平均年収は、810万円~870万円程度になると言われています。(VORKERS:MR38人の平均が988万円、平均年収JP:30代で911万円、ITmedia:819万円ほか多数のサイトを確認しました) 40代になると1000万円を超え、50代になると1300万円を超えることも珍しいことではないようです。 他の外資系製薬企業とは違い、報酬に関してはインセンティブのような性質を持っておらず、企業全体あるいは部門ごとの業績によって決定されています。 そのため、賞与の支給については4か月の支給に留まっており、支給額の多くは基本給で占めていることも特徴であると言えるでしょう。 ただ、インセンティブの性質がないとはいえ、日頃の営業活動においてどのような行動を取っているのか、そのプロセスが重要視されます。 目標を定め、その目標に向かって行動を積み重ねているMRが評価されていることが分かります。

サノフィ

3番目にご紹介するサノフィは、製薬企業の年収ランキングでは毎回上位に位置していることが知られています。 40代になると年収1200万円を超えるMRも珍しくないようです。

サノフィとは

サノフィとは、フランスのパリを本拠としている製薬企業であり、希少疾患、希少血液疾患、オンコロジー領域に関する製薬に力を入れている企業です。 現在のサノフィ社は1999年、サンテラボ社との合併し、その後、アベンティス社を吸収合併して誕生しています。世界には100か国以上もの拠点を展開していることが知られています。 日本法人の設立は2006年であり、法人設立からすでに15年が経過、従業員数は2,000人を超えています。 外資系製薬企業の中では、福利厚生が充実していると言われており、MRの転職先としてはもっとも注目されています。

サノフィのMRの年収は?

サノフィのMRの年収は、外資系製薬企業の中でももっとも高いと言われており、複数の調査を見てみても、平均年収は850万円~900万円前後となっています。(VORKERS:MR53人の平均892万円、SalesZine:1070万円ほか多数のサイトを確認) 平均年収から月給の内訳を見てみると、基本給が45万円から50万円程度で、その他に住宅手合、家族手当などが充実しています。 組合があるために時間外手当についてはわずか1分から支給されているのも、平均年収を押し上げている要因かもしれません。 定期賞与は年3回で、平均年収程度のMRであれば、年間約200万円~250万円の支給となっています。

外資系製薬会社の年収の仕組み

外資系製薬企業は内資系と比較すると、グローバルな観点で捉えた場合、やはり資金力があるために新薬開発などの強さを持っています。 それが、外資系製薬企業の報酬の高さを支える原動力になっていることは間違いありません。 ただ、内資系と比べて、成果報酬の割合が高いことが分かります。 そのため、MR営業に自信がある方でしたら、内資系よりも外資系向きであると言っても言い過ぎではないように感じます。 30代で年収1000万円を狙うことは、内資系ではなかなか難しいことかもしれませんが、外資系ならクリアできます。 逆に言えば、それほどずば抜けた成績が出ていない状況であるならば、内資系に留まっておいた方が収入が良い場合がありますので注意が必要でしょう。

まとめ~外資系製薬企業に転職するには

外資系製薬会社のMRに求められるスキル

  • MR経験

  • 新薬採用経験

  • 高い営業成績

  • コンプライアンスの順守

  • 英語力

 外資系製薬会社では、即戦力となる人材を集めたいと考えています。そのために高いインセンティブを用意している訳であり、わざわざ手厚い研修を行って教育していこうという考えは一般的ではありません。そのため、まずMRとしての経験は必須になります。少なくとも3年程度の経験は必要になりますから、外資系を目指しているのであれば、まずどこかの企業で経験を積めばいいでしょう。また、経験の内容も問われることになります。特に、新薬採用経験やオンコロジー領域、基幹病院・大学病院などを担当していたのであれば、目を引くことは間違いありません。これから外資系を目指す場合においても、専門性を絞ってスキルを磨いていくことが大切であるように感じます。外資系では内資系とは違って、紙ベースの書類は減らしている傾向にあり、新しいシステムをどんどん採用していることが見受けられます。そのため、コンプライアンスに対しては厳しい姿勢を持っていると理解しておくことが大切です。英語力については、必須ということではありませんが、持ち合わせておくと役に立つことも多いと言えます。社内で英語を使う可能性がありますので、日常会話くらいは学んでおくようにしましょう。

まとめ

冒頭から外資系製薬企業の年収ランキングではトップ3と言われるノバルティスやファイザー、サノフィの3社に注目して情報をお伝えしました。 いずれにおいても内資系企業と比較すると成果主義となっているために、営業成績がいいMRであれば外資系への転職を検討してみてもいいのではないかと思います。 外資系は新薬開発が積極的ですので、日々の営業活動も行いやすく、医師に採用してもらう可能性は高いと言えます。 そのため、30代で1000万円を目指すということも不可能な数字ではないでしょう。 また、一度外資でハクをつけてから内資に出戻るという形でキャリアアップを図る手段もあります。 外資系製薬企業への転職によるキャリア構築をするためには、キャリアコンサルタントへの相談も有効です。 キャリアコンサルタントは転職エージェントに所属しており、MR転職に特化している転職エージェントや外資系のエージェントであれば外資系製薬企業の情報もしっかりと掴んでいます。 外資系の求人は、急に始まりすぐに打ち切られることも珍しいことではありません。 そのため、キャリアコンサルタントに相談しておけば、さまざまな情報を適宜教えてもらうことができるのです。 転職活動を成功させるために、うまく転職エージェントを活用してみてください。

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