みなさんの中にも「FIRE」という言葉をご存じの方も多いでしょう。

 

簡単に説明すると、経済的に自立して早期リタイヤすることですね。

 

ある程度のお金を貯金が出来た時点で退職して、そのお金を運用して、運用利回りを生活費に回すというものです。

 

そんなことをいうと夢物語のように感じる方は多いと思いますが、実際に20代や30代で早期リタイヤして悠々自適の生活を営んでいる人が増えています。

 

特にMRはこれから業界が悪化する前にリタイヤしたいと考える方は少なくありません。

 

ほかの業種よりも収入が多いので取り組みやすいといえます。

 

しかもコロナ禍でリモート営業のみになったMRは、空き時間で副業にも取り組んで、早くFIREしたいと考えている方が多いのです。

 

ここでは、FIREに興味を持ったMRのために、本当に実現可能なのか、どうすればFIREが実現できるのか詳しく解説していきたいと思います。

 

「FIRE」を目指すMRが増えている！？「FIRE」は本当に可能なの？

 

「FIRE」に憧れて、目指しているMRが増えています。

 

自由な生活を手に入れることができますので、厳しい労働環境にあるMRであれば憧れの生活であると言えるでしょう。

 

ただ、本当に「FIRE」は達成できるのでしょうか。詳しくお伝えしていきましょう。

 

「FIRE」とは

｢FIRE」とは「Financial Independence, Retire Early」を略したもので、働くことに縛られることなく生活ができるように経済的に自立して生きていくという考え方になります。

 

これだけいうと「夢物語」「そんなものは無理だ」と感じる方は多いと思いますが、実際に20代や30代でも達成している人が増えている状況をみると、まったく無理な話ではありません。

 

例えば、貯金が5000万円あるとして、何もせずに5％で運用できるとすると、年間で何もせずに利子は250万円になります。

 

すると、おおむね月20万円程度の生活なら可能ということになりますので、贅沢せずに暮らしていく分にはこれでFIRE達成ということになるのです。

 

ここで2つの疑問が沸き起こります。

 

1つ目は「どうやって5000万円を貯蓄するのか」

2つ目は「5％の運用なんて可能なのか」

 

という点です。

 

これについては詳しく後述しますが、うまく運用しながら貯蓄に励めば不可能な数字ではないのです。

   

FIREを目指すMRが増えている理由

FIREを目指すMRが増えている絶対的な理由として、「収入がいいから」よりほかありません。

 

つまりほかの業種と比べて、貯蓄に回す資金が多いことを意味しています。

 

例えば、年間240万円を貯蓄するには、月20万円を貯蓄に回すことによって到達します。

 

仮に毎月20万円を5％で運用するとすれば、14年で約4851万円、15年で約5345万円に到達することが分かります。

 

つまりこの計算によると15年前後でFIREできる計算になるのです。

 

MRの年収は、30代で700万円程度、40代になると900万円程度であることが珍しいことではありません。

 

それぐらいの年収であれば、無駄を省いていくことによって月間20万円の貯蓄は可能になるのではないでしょうか。

 

また少し厳しいという場合であっても、効果的に副業に取り組むことによって貯蓄に回す費用を捻出することも可能になります。

 

副業に取り組むMRには、このような視点でFIREを目指していることが多いのです。

 

本当にFIREは可能なのか

 

上記でもお伝えした通り、FIREするための資金として5000万円を貯蓄したい場合、5％の運用を15年程度続けることによって達成することができます。

 

5％の利回りを継続できるのであれば、元本は約3600万円程度で5000万円に到達できることが分かります。

 

では、5％という運用益は可能なのかという問題があります。

 

例えば、銀行の金利を調べてみると、三井住友銀行の大口定期（1000万円以上）での金利は2021年7月現在において「0.002％」となっています（参考：三井住友銀行　円預金金利）。

 

仮に1000万円を貯蓄したとしても、利子はわずか2万円の計算となります。

 

しかし、外国に目を向けてみると金利が高く、比較的リスクの低い投資先がたくさんあります。

 

例えば、有名なところでは「S＆P500」。

 

これはアメリカの優良企業を500社の株価を指数化したもので、倒産リスクを下げるために分散投資できるようになっています。

 

こちらの金利はここ20年間において6％を下回ったことがありません。

 

そのため、国内でも「S＆P500」だけに投資している方がどんどん増えている状況なのです。

 

楽天証券など、ネット証券であれば100円から投資ができますので、嘘だと思うのなら始めてみてください。

 

1日100円の積立としても月3,000円、年間36,000円ですから、テストという意味ではそれほどリスクを感じることはないと思います。

 

MRが「FIRE」を達成するための副業選びのポイント

MRが「FIRE」を達成するために副業するのなら、無理なく目標とする収入を得ることが大切です。

 

FIREまでの計画を立て、一歩一歩進んでいくことが必要です。

 

どのような点に注意すればいいのかお伝えしましょう。

 

まずは副業よりも節約から

MRとなり収入が増えてくると、生活にかかる費用も多くなり、無駄な支出も少なくありません。

 

副業によってお金を稼ぐことも大事ですが、まずは節約の意識を持っておくことが大切です。

 

手っ取り早く節約できる部分は、「飲食」「スマホ」「光熱費」このあたりではないでしょうか。

 

飲食は外食が多かったり、頻繁にコンビニを利用しているという方でしたら、少し改めるだけでも月に1万円～数万円の節約に繋げることができます。

 

また、スマホはDoCoMoやauでも新しいプランが登場しましたが、格安スマホに移行するだけでもかなり節約に繋がります。

 

家庭においては、電気・ガス会社のプランを見直してみるといいでしょう。

 

例えば、電力会社の電気・ガスのセットプランに切り替えれば、それだけで年間で数万円の節約に繋げることもできます。

 

MRが「FIRE」を達成するための副業選びのポイント

仮に月20万円を投資に回すとして、月々のMRの給料だけでは難しい場合、うまく副業に取り組んでいく必要があります。

 

まず、どのくらいの収入を希望するのかによっても、取り組むべき副業は異なってきますし、副業にかける時間も異なるでしょう。

 

例えば月10万円の収入が必要になる場合、薬剤師の副業に取り組むのであれば、時給2500円で計算すれば、月40時間の労働が必要になります。

 

休日を利用するとして、月8日だと1日5時間程度の労働で達成します。それほど無理のない労働であることがお分かりでしょう。

 

薬剤師のパート勤務は、地域にもよりますが2,000円～3,000円程度であることが多く、薬剤師が不足気味な地方であれば3,000円以上になることも珍しいことではありません。

 

週1日から勤務が可能であり、未経験であっても研修制度などが充実している企業も多いため、勤務できる店舗を見つけることはそれほど難しいことではないでしょう。

 

副業で薬剤師を探すには

 

MRで薬剤師の副業を始めるには、薬剤師業界に詳しくキャリアコンサルタントに相談するといいでしょう。

 

特に、薬剤師が未経験である場合、給料だけではなく研修制度なども重要になります。

 

今後、薬剤師の経験が伴えば、MRから転職することも可能になりますので、キャリアを積んでおくことはとても大切です。

 

薬剤師に特化した転職エージェントに登録しておけば、希望に合った薬局やドラッグストアなどを探すことができます。

 

今後のキャリアなどについても相談することができ、登録や相談は無料になっていますので、登録だけでも済ませておくといいでしょう。

 

まとめ

「FIRE」を目指すMRが増えています。

 

憧れというだけではなく、本当に実現可能であることがイメージできたのではないでしょうか。

 

「FIRE」を実現するための資金として、副業を考えているのであれば薬剤師がおすすめです。

 

時給が高く、人材不足が顕著ですから、比較的容易に見つけることができます。

 

ぜひうまくFIREの実現のために取り組んでみてください。