アステラス製薬のMRになる!就職・転職はできる?アステラス製薬の採用について徹底調査!
アステラス製薬は、国内ではトップ3に入る大手製薬企業であるため、注目しているMRは多いのではないでしょうか。
2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し発足した製薬企業です。
2006年には医療用医薬品に専念する方針を打ち立てて一般薬品を開発していたゼファーマ株式会社を第一三共に売却しています。
一般医薬品の取扱いがないため、一般の方々には馴染みのない製薬企業かもしれませんが、今後も新薬開発において注目度は増していくように感じます。
2020年3月期の連結売上は、1兆3000億円を超えており経常利益は約2000億円、そもそも製薬企業は利益率が高いと言われておりますが、アステラス製薬の利益率の高さは目を引いています。
転職を目指すMRにおいても、目が離せない製薬企業であると言えるでしょう。
また製品ごとのオンラインMRの配置を始めていることから、新しいMR営業の形が根付いてきつつあります。
ここでは超大手製薬企業であるアステラス製薬について、詳しくお伝えしていきます。
アステラス製薬の基本情報
2005年に誕生したアステラス製薬。
国内では常にトップ3に位置する製薬企業であり、新薬開発に対して積極的な姿勢で取り組んでいます。
社風は内資系の働きやすさと共に、独自の評価制度、教育制度によってキャリアップも可能となっており、30代で年収1000万円を超えるMRも珍しい存在ではありません。
アステラス製薬日本法人の基本情報
アステラス製の本社は東京都中央区日本橋に存在し、従業員数は約4,600人となっています。
2005年、当時業界3位であった山之内製薬と業界5位であった藤沢薬品工業が合併し、発足当時は武田薬品工業に次ぐ第2位となり、現在でも国内で3強として知られています。
山之内製薬は「ガスター10」「マキロン」、藤沢薬品工業は「ピロエース」「ノイビタ」などといった代表的な一般医薬品がありましたが、医療用医薬品に専念することから、一般医薬品を取り扱うヘルスケア部門のゼファーマを売却しています。
その後も2007年にはアメリカの「アジェンシス(Agensys)社」、2010年にはアメリカの「OSIファーマシューティカルズ(OSI Pharmaceuticals)社」を買収、今後も製薬業界の再々編の動向が注目されています。
新薬の研究開発に力を入れており、売上に占める研究開発費の割合が国内でもかなり高いことでも知られています。
主力の製品として知られているのが、前立腺癌治療剤「イクスタンジ」、免疫抑制剤「プログラフ」、過活動膀胱治療剤「ベタニス」が、それぞれ売上額は1000億円を超えていると言われます。
特にイクスタンジ薬は、売上高4000億円を超えており、アステラス製薬の売上高の3割程度を占めていることでも知られています。プログラフ、ベタニスの売上を合わせると、全体売上の5割を超えています。
ただ、新薬は特許が切れてしまうとジェネリック医薬品が発売されてしまうことになるので、これからもどんどん新薬の開発に力を入れていくことが予想されます。
アステラス製薬の社風や福利厚生
アステラス製薬はもともと内資系の企業が合併したことにより誕生していますので、一般的には日本人にとって働きやすい社風であると言えます。
福利厚生において注目されているのは、ライフワークバランスが重要視されているという点です。生活をするうえで、大きな安心材料になっていることは間違いありません。
まず住宅面。
家賃補助は上限額の9割まで会社が負担することになっていますので、転勤が多いMRにおいて、どの地域でも良い住宅に済み続けることができます。
また、さまざまな場所に借り上げの社宅も用意されていますので、多くの物件から選ぶことができるようになっています。
オフィスはとても綺麗で快適な空間となっており、フリースペースとなっていますので、ストレスなく働くことが可能です。
近年ではリモート業務が増え、在宅勤務が推進されていますので、小さなお子様がおられるようなご家庭でも安心して働くことができます。
社員食堂は安くて量が多いと評判になっています。
育児休暇・有給休暇の取得もしやすいと言われており、女性にとっても働きやすい職場であるのではないでしょうか。
アステラス製薬の評価や給与制度
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学士4年制:月給230,000円
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学士6年制、修士:月給254,000円
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博士:月給288,000円
アステラス製薬の初任給は上記の通りとなっています(2020年度実績)。
アステラス製薬の平均年収は1000万円前後であり、MRの平均年収では850万円~900万円程度であると言われています。
いわゆる「pay for job」と呼ばれるジョブ型雇用が採用されているために、評価を受けることによって30代からは横並びから抜け出す職員が出てきます。
ただ、外資系ほど業績による評価の割合が高い訳ではないようです。
売上や数字に対する評価はもちろんありますが、それほどプレッシャーがある訳ではありません。
上司によって部下の希望をしっかりと聞いてくれるような社風があり、教育制度も充実していることから、キャリアアップしていくことが可能です。
アステラス製薬への就職・転職は可能なのか
アステラス製薬への就職・転職を意識している方にとっては、「本当に採用が可能なのか」といったことに興味があるのではないでしょうか。
そのためには、どのような人材が求められているのか、理解しておかねばなりません。
新卒採用のルート
アステラス製薬は新卒採用が行われており、比較的積極的であると言えます。
まずはWEB会社説明会に登録、書類・適性検査・ディスカッションを経て、面接となり採用されることになります。
有利に採用を勝ち取りたいと考えているなら、インターンシップの参加をおすすめします。
特にMRでの採用を目指している方のために、インターンシップに「MR職コース」が用意されています。
2日間にわたるインターンシップになりますが、アステラス製薬での「価値観」について知ることができ、またMR職員との座談会も用意されています。
現役のMRから直接話が聞ける機会は、有益なのではないでしょうか。
中途採用は?
中途採用の場合においても、原則的に新卒の選考と同じで、書類選考から2次面接を経て、採用ということになります。
中途採用に求められている人材は、アステラス製薬の社風への理解であるといわれます。
特に、アステラス製薬は大企業の合併により誕生した企業で、今後も事業規模の拡大を目指していることから、新しい社風を構築している転換期だと言えます。
そのため、変化が伴う業界の中でも臨機応変に対応できる能力やスキルが求められているのです。
アステラス製薬といった大企業であるとしても生き残りをかけた戦いはし烈であるために、求められる人物像もシビアであると言えるのです。
ただ、中途採用は新卒採用とは違って、常に求人が出されている訳ではありませんので、転職を希望する方であれば求人情報に目を光らせておく必要があります。
アステラス製薬に就職・転職するたった一つの方法
アステラス製薬は国内トップ3に位置する、大手製薬企業ですから、就職・転職はかなりの難関であると言えます。
しっかりと準備し、計画立てて採用に挑む必要があります。
そのような中で、効率よく就職・転職活動を行っていく方法として、キャリアコンサルタントに相談することをおすすめします。
MR転職を手がけてきたキャリアコンサルタントは、国内製薬企業の雇用の動向をしっかりと掴んでいます。
そのため、まずは転職エージェントへの登録を済ませ、じっくりと就職・転職活動に取り組むことをおすすめします。
まとめ
国内製薬企業の中で、トップ3と言われる大手製薬企業である「アステラス製薬」についてご紹介しました。
新薬開発への姿勢が積極的であり、今後も製薬企業をリードしていく存在であることは間違いありません。
MRにおいても、いち早くリモートMRの導入を進めるなど、新しい営業の形を築きつつあります。
製薬業界の混乱期においても安定的な利益を出し続けているのは、求められている人物像でも理解ができるところです。
そのため、就職・転職を希望しているのであれば、じっくりと計画をたてて活動に取り組む必要があると言えます。
まずはキャリアコンサルタントに相談して、今後の計画をたてていく必要があるでしょう。
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