第一三共のMRになる!就職・転職はできる?第一三共の採用について徹底調査!
第一三共は2020年に発表された売上高において、国内製薬会社の中で4位につけており、世界ランキングで言えば25位となっています。
ダイヤモンドが公表している「年収が高い医薬品会社ランキング では第2位となっていることから、注目されている大手製薬会社であるとも言えるでしょう。
第一三共は、100年の歴史を持つ「三共」と「第一製薬」が2005年に経営統合して生まれた企業です。
第一三共の主力製品で馴染みのあるものと言えば「ロキソニン」があり、2020年度には242億円の売上があり、そのほかにも抗潰瘍剤「ネキシウム」、抗凝固剤「リクシアナ」など、数多くの自社開発品を有しています。
最近では、コロナワクチンの大規模治験を開始し、2022年中には実用化を目指すと報道され注目されることになりました。
このような活躍が目立っていることから、転職を目指すMRにおいても、注目度の高い製薬企業となっています・
ここでは国内大手製薬企業である第一三共について、詳しくお伝えしていきます。
第一三共の基本情報
第一三共の前身となった三共は、1899年に三共商店としてスタート、1951年には風邪薬「ルル」、1986年には鎮痛剤「ロキソニン」を発売、
また第一製薬においては1915年にアーセミン商会として創業、1966年にシップ「パテックス」、1987年には胃腸薬「センロック」を発売するなど、常に製薬業界をリードしてきました。
2005年に経営統合してからは、さまざまな企業と経営統合を行い、事業拡大にも取り組まれてきました。
国内では約5,700人、世界中のグループ全体では約16,000人もの社員が活躍しており、革新的新薬を継続的に創出しています。
年収の高さで注目されることが多く、また福利厚生も行き届いていることから、働きやすさにおいて評判になっています。
第一三共の基本情報
第一三共の本社は東京都中央区日本橋であり、グループ会社は51社、世界にも24か国で拠点があります。
2006年の経営統合以降においても事業拡大には積極的であり、2008年インド大手「ランバクシー・ラボラトリーズ社」買収、2015年「サンファーマ社がランバクシー・ラボラトリーズ社」を吸収合併(後に業務提携)するなど、経営統合が行われています。
国内での主要な製品としては抗潰瘍剤「ネキシウム」、 抗凝固剤「リクシアナ」、骨粗鬆症治療剤・関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制剤「プラリア」、アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー」などがあります。
それぞれの売上収益(2020年度)は、
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ネキシウム:778億円
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リクシアナ:774億円
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プラリア:346億円
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メマリー:184億円
となっています(※第一三共: 日本の主要製品 より)。
最近では、コロナワクチンの臨床試験に入っており、来年度の実用化を目指すなど、どんどん新薬の開発に取り組まれていることが分かります。
第一三共の社風や福利厚生
第一三共はもともと国内の製薬会社として発展してきたことから、社風は日本人体質が強いのが特徴であると言えます。
そのため、外資系と比較した場合に、福利厚生に優れており、より日本人にとって働きやすくなっています。
大手製薬会社においては、労働環境や職場環境の整備に務めていることが注目されますが、第一三共でも例外ではありません。
特に、女性の働きやすさは注目されており、子育て支援制度が充実しています。
「育児休暇」「看護休暇」「短時間勤務」「育児時間制度」「育児支援面談」「事業所内での保育所」「ベビーシッターの利用支援」「産前産後休暇」「配偶者出産時の特別休暇」「出産祝い金」「通院時間の確保」「通勤中の休憩」など、充実ぶりが見て取れるでしょう。
そのほかにも介護に対する支援、健康や傷病に対する制度など、働きやすい職場づくりを目指していることが分かります。
もちろん、住宅支援として社宅制度や住宅手当制度なども充実しています。
第一三共のMR求人・給与制度
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博士(4年制):294,500円
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博士(3年制):288,000円
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修士・学士(6年制):254,000円
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学士(4年制):230,000円
※参考:平均年間給与:1126万円(42.9歳)
第一三共の初任給は上記の通り公表されています。(※第一三共: 2022年募集要項)
新卒採用としては、MR職をはじめとして、研究職やデータサイエンス、開発職、安全性情報管理、コーポレートスタッフが募集されている職種です。
賞与は年に2回、7月と12月に支給され、年収ベースでみると博士(4年制)では約460万円程度になると言われています。
募集要項には、「平均年間給与:1126万円(42.9歳)」と記載されていますが、これは大きなモチベーションとなることは間違いないでしょう。
第一三共への転職・中途採用は可能なのか
第一三共は、福利厚生が行き届いており、日本人にとって働きやすい会社で、また新薬の開発などが目覚ましいために転職を意識しているMRも多いでしょう。
第一三共で働いているMRの中には、「MRになるなら第一三共がいい」という意見がとても多くあります。
ただ、現状で公式にはMRの中途採用の募集はされていない状況にあります。
そのため、「どのように転職を目指せばいいのか」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
ここでは第一三共に転職するための方法論についてお伝えします。
求められる人物像
第一三共では明確に人材マネジメントの理念が掲げられています。
「人は最重要な資産」であると位置づけており、そのうえで組織のあり方、リーダーへの期待、人材マネジメントの基本的な考え方などが定められています。
グローバルな事業活動を行う第一三共らしい取り組みのように感じます。
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社員一人ひとりが最大限能力を発揮できる職場環境
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会社と共に社員一人ひとりの成長を後押しする組織風土の熟成
上記2点において特に力を入れて取り組まれていることが分かります。
職場環境づくりとしては、グローバル企業の役割としてオンコロジー領域の人材育成に力を入れていることが分かります。
グローバルだけではなくローカルにも注目されていることも、大手国内製薬会社としての特徴であるように感じます。
第一三共にMRとして転職するたった一つの方法
第一三共のMRからは、「MRになるなら第一三共がいい」という意見が出るくらい、働きやすさ、スキルアップ、報酬においてトップレベルの製薬会社であると言えます。
国内4番手に位置する大手製薬企業であり、今後も新薬の開発や事業拡大の取り組みは注目される点です。
ただそれだけに、転職を勝ち取るのはかなりの難関であり、転職を目指すためには、情報をしっかりと入手できるような体制にしておくことが重要です。
第一三共のMRの転職情報は、MR転職に特化したキャリアコンサルタントに相談することをおすすめします。
キャリアコンサルタントとは転職エージェントに所属しているスタッフであり、特にMR転職専門であれば、国内製薬企業の雇用の動向を熟知しています。
まずは転職エージェントへの登録を済ませ、キャリアコンサルタントから第一三共の転職情報を掴みながら、取り組むことをおすすめします。
まとめ
国内製薬大手、「第一三共」についてご紹介しました。
新薬開発の姿勢が積極的なグローバル企業でありながら、国内では100年以上もの歴史があるという純国産企業でもあります。
日本人が働きやすい社風があり、行き届いた福利厚生の中で働くことができます。
そのため、MRとしての転職を希望しているのであれば、まずは求人情報を掴み、じっくりと計画をたてて活動に取り組む必要があります。
MR転職に精通したキャリアコンサルタントに相談してみるといいでしょう。
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