MRの人生をリッチにする「投資信託」~複業・副業を始める前に知っておきたい資産運用法
MRの副業・複業についてご相談いただくことがあります。
特に30代に差し掛かると、子供の出産や育児費用、住宅ローンなどが必要となり、40代になると教育資金が大きく圧し掛かります。
そのため、休日を利用して薬剤師などで複業しようとするMRは多いですし、ネットビジネスなど副業に取り組もうとするMRも多くなりました。
ただ、お子さんが誕生されたのであれば、できるだけ節約して、節約できた分を資産運用に回すことをおすすめしています。
家族の時間を大切になさった方がいいですしね。
ただ、銀行に預けたところで、いくらも増えないですし、かといって不動産や仮想通貨などに投資するのもリスクを考えると怖いですよね。
そこで、僕がおすすめしているのは「投資信託」。
日本人の5割以上は資産を銀行に預けているのに対して、アメリカ人の資産管理は、銀行で1割程度、投資信託の割合は5割弱となっているのです。
つまりアメリカ人は、私たちが銀行に預ける感覚で、投資信託に投資しているということ。
ここでは、資産運用を考えているMRに向けて、投資信託の情報について詳しくお伝えしていきます。
MRが複業・副業を始める前に知っておきたい資産運用法『投資信託』
複業や副業では確かに収入は増えますが、自分や家族の時間が減ってしまうことになります。
副業の分野で転職や独立を考えているのであればまだしも、単に収入を増やしたいというだけなら、「お金に働いてもらう」ほうが効率的なのです。
少しずつ手持ちの資産を投資に回していくだけですし、今なら100円からでも投資ができますから無理せず投資のノウハウを学ぶこともできます。
「投資信託」は最高の副業その理由
資産運用についてそれほど詳しくないという方でも、「投資信託」という言葉くらいはご存じであるように思います。
目にする機会も多くなりましたし、それだけ日本人でも取り組む方が多くなってきた証拠でもあるでしょう。
それは、先ほどもお伝えしました「お金に働いてもらう」ことができるからです。
一般的に複業や副業は、自分が働いてお金を稼がねばなりません。
しかし、資産運用の場合には、「お金に働いてもらう」ことができるのです。
「金持ち父さん」のシリーズを書籍で読まれた方は多いと思いますが、その中で「ESBI」という考え方があります。
「Eはサラリーマン」「Sは自営業」「Bは経営者」「Iは投資家」のことを指しています。
EやSはいつまでも自分が働き続けなければならない、Bは稼ぐための仕組みを作ればいい、Iは仕組みすら作らなくてもお金が働いてくれるというものです。
特にMRとして、ほかの業界よりも収入が多いのであれば、少し節約に取り組んで、その分を投資に回すことは可能でしょう。
自由な時間が増え、しかも収入を増やすことが可能なのです。
「投資信託」にリスクはないの?
お笑い芸人の厚切りジェイソンさんは、生涯暮らしていけるだけの資産を有している、いわゆる「FIRE」を達成していることでも知られています。
その資産運用方法は「投資信託」であることが知られています。
厚切りジェイソンさんの投資信託での投資先のひとつに「S&P500」が知られていますが、こちらは過去20年間に年間利回りが6%を切ったことがありません。
6%ですよ!
大手メガバンクの定期預金でも0.003%程度と言われていますから、その大きさに疑いを持ってしまう方も多いかもしれません。
「S&P500」とは、アメリカの代表的な500銘柄をパッケージ化したもので、ある意味、ここに投資すればアメリカの代表500社に投資していると言っても過言ではありません。
アマゾンやマイクロソフト、フェイスブックなど、誰でも知っている企業が含まれていますから。
ただ、常に右肩あがりしている訳ではありませんので、長期的な視点で分散投資することによってリスク回避しなければなりません。
投資方法については次の章で詳しくお伝えしていきます。
そもそも投資信託ってなに?
投資信託とは、投資家である私たちのお金を、運用する会社の所属するプロが、期待できる会社や国などに投資を行うというものです。
例えば、先ほどの「S&P500」の場合、アメリカの成長企業500社の株式に対して、独自の割合でパッケージ化して、投資していくというものです。
アマゾンやマイクロソフトなどの成長している企業の株式の割合は高くなっています。
短期的にみれば、値動きが下がってしまうリスクはありますが、長期的にみれば成長の期待ができるものです。
MRの人生をリッチにする「投資信託」~資産運用の具体的な方法
投資信託が資産運用に優れていることをお伝えしましたが、それでもリスクを避けたいと考えて躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、リスクを大幅に下げることができる、一般的に取り組まれている投資法についてご紹介していきます。
「投資信託」による資産運用の具体的な方法
「株で損した…」といった話は珍しくありませんから、やはり元本保証のない投資は怖いと考える方は少なくないでしょう。
「一括投資」という方法がありますが、こちらは決まった銘柄にまとまった額を投資するというもので、値動きが下がってしまうと損をしてしまうことになります。
しかし「積立投資」を行うことで、かなり大幅にリスクを下げることができます。
というよりも、右肩さがりの値動きであっても、利益を出すことができる方法なのです。
MRなら「積立投資」がおすすめ
「積立投資」とは、決まった額を定期的に投資していくという方法です。
例えば、1日100円を毎日「S&P500」に投資していくような方法のことを指しています。
実はこれならば、仮に、下っている相場でも長期的にみればプラスにすることができます。
それは、株式相場などは一直線に下るようなことは長期的にはなく、上がったり下ったりを繰り返していることが分かります。
つまり、定期的に積立投資をしていると、下がる局面だけではなく上がる局面でも投資することができ、うまくリスクを分散することができるのです。
実際、「S&P500」においても2020年のコロナショックで一時的に相場を下げた時期はありましたが、そのまま積立投資をし続けていた方であれば、かなりプラスに転じていることが知られています。
MRが複業・副業始めるなら
冒頭から投資信託についてお伝えしましたが、わたしは自分や家族の時間を削ってまで収入を増やすことには反対派です。
もちろん転職するためのスキルアップなど、目的があれば別です。
例えば、MRから薬剤師に転職するために、薬剤師としてのスキルを身につけたり、薬剤師としての職歴が欲しい場合には、土日などに複業することはおすすめの方法です。
ただ、それでも自分の時間や家族の団らんは大切にしてほしいですね。
だからこそ、働きがいのある複業先を見つけることができるように、キャリアコンサルタントに相談しておくことをおすすめします。
もし薬剤師への転職を考えているのなら、アルバイトから転職への計画を綿密に行っておくべきです。
薬剤師といっても、さまざまな働き方ができますから。
薬剤師転職に強い転職エージェントに登録しておくといいでしょう。
まとめ
MRの人生をリッチにする「投資信託」についてご紹介しました。
複業や副業を始めたいと考えているのであれば、まずは投資信託での資産運用法を知っておいてほしいと考えています。
やはり自分ではなくお金に働いてもらう考え方が大切です。
そして転職を目指しているのであれば、余裕を持って取り組まれることがいいですよ。
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