メルクバイオファーマのMRになる!就職・転職はできる?採用について徹底調査!
世界の製薬企業の売上高ランキングでトップ3と言われれば、「ロシュ」「ノバルティス」そして今回ご紹介する「メルク(Merck)」(日本法人の正式名称:メルクバイオファーマ株式会社)となっています。
参考:2021年 製薬会社 売上高トップ5(2020年12月期決算)企業名 | 売上高(億ドル) | 前年比 |
1.ロシュ | 624.1 | -5.1% |
2.ノバルティス | 486.6 | +2.6% |
3.メルク | 479.9 | +2.5% |
4.アッヴィ | 458.0 | +37.7% |
5.J&J | 455.7 | +8.0% |
メルクは免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」の売上が好調で、その売上高は約144億万ドルであることが知られており、がんや腫瘍免疫などの領域で革新的な治療法を提供し続けている製薬企業です。
その歴史はとても古く、ドイツでは約350年にわたって親しまれてきたことでも知られています。
日本法人の誕生は1968年、現在はメルクバイオファーマ株式会社に社名変更しています。
オンコロジー領域で活躍したいMRにとっては注目されている製薬企業であると言えるでしょう。
ここではメルクバイオファーマの情報を詳しくお伝えしていきます。
メルクバイオファーマの基本情報
メルクは、ドイツ・ダルムシュタットに本社を置く世界的な製薬企業であり、日本法人は2007年に設立され東京の目黒区に本社があります。
国内での従業員数は約300人。
オンコロジー領域に積極的に取り組んでおり、希少ながんの治療法の研究開発によって注目されています。
メルクバイオファーマの基本情報
ドイツ本社は1668年に設立されており、世界でも名だたる製薬企業として知られています。
1800年代後半からバイオテクノロジーの研究が盛んとなり、天然痘ワクチン、結核、チフスなどの治療薬を製造して注目されていました。
2007年に発足した日本法人では、「がん」「腫瘍免疫」「不妊治療」を重点領域として取り組まれています。
国内で販売されている薬剤では「アービタックス」が知られています。
分子標的薬と呼ばれている新しいタイプの治療法であり、大腸がんの進行に直接作用させ、がんを抑制させる働きに優れています。
大規模な臨床結果においても生存期間の延長など、優れた点が確認されており世界90か国以上で使用されています。
メルクバイオファーマのMRはこの「アービタックス」をはじめとするオンコロジー領域に対する薬剤を担当することになります。
ちなみに世界の製薬会社の研究開発費を比較してみると、メルクはロシュに続く第2位となっています。
それだけ研究開発に余念がないということが見て取れるでしょう。
メルクバイオファーマの社風や福利厚生(口コミあり)
メルクバイオファーマは外資系企業特有の風通しの良さがあり、オープンに発言ができる環境が整っていることが特徴です。
従業員数もそれほど多くなく、社員の顔も見えやすいことも良さの一つであると言えるでしょう。
また、上記でもお伝えした通り、がん治療だけではなく不妊領域でも積極的に取り組みがなされていますが、職員やそのパートナーに不妊治療が必要な場合、積極的にサポートするプログラムが存在します。
製薬企業では、さまざまな福利厚生が用意されていますが、このような具体的な治療法に対するサポートは珍しいのではないかと思います。
不妊治療の分野において、世界をリードする企業としての自覚を感じることは、従業員としても心強いのではないでしょうか。
また、国内においても女性の管理職が増えてきていることもあり、女性に対する福利厚生は行き届いている感があります。
産休や育休など必要な休暇は取得しやすいという評判も高いために、長く活躍したい女性にとっては働きやすい職場であるのではないでしょうか。
複数の口コミサイトでも「ワークライフバランスがとりやすい」「ドイツ本社と英語でダイレクトにやりとりする機会が多く、風通しがよい」などの声が記載されています。メルクバイオファーマのMR求人・給与制度
メルクバイオファーマの平均年収は900万円~1000万円程度であると言われており、報酬は個人の業績と部門での業績によって決められます。
インセンティブの色合いが濃いのは、外資系企業の特徴であると言えるでしょう。
ただ、注目すべき点は、MRはオンコロジー領域を担当することにはなりますが、オンコロジー領域の経験者に限って求人募集されていないことにあります。
外資系の場合、即戦力を集めるためにオンコロジー領域の経験だけではなく、大学病院や基幹病院などの経験者に限る場合が少なくありません。
その点、メルクバイオファーマであればMRの経験さえあればチャレンジすることができますので、オンコロジー領域の実績を積むためにも優良な企業であると言えるのではないでしょうか。
メルクバイオファーマへの転職・中途採用は可能なのか
メルクバイオファーマでは新卒をはじめとして、中途採用も積極的に取り組まれています。
どのような人材が求められているのか、どのような点に注意すれば転職を成功させることができるのかお伝えしていきましょう。
メルクバイオファーマで働くことのメリット
メルクバイオファーマは外資系であり、やりがいを持って業務に取り組めることが大きな特徴でしょう。
しかも採用は、オンコロジー領域の経験者だけではありません。
育成プログラムが用意されており、しっかりと取り組むことによって未経験領域であるとしてもすべてのMRが活躍できるのです。
しかも、その中でも将来性が高いと判断された従業員に対しては、入社後の早い段階から特別なプログラムが用意されており、また経営陣との交流の機会も与えられることになります。
管理職やマネージャーについても、マネージメントプログラムが用意されていますが、上級のリーダーに対しては世界のトップレベルの機関と協力しながら複数地域で1年間のプログラムを受講することもできるのです。
つまり、MRとして自信を持っている方でしたら、メルクバイオファーマへの転職を検討することによって大きく自己成長に繋げられる可能性があるのです。
メルクバイオファーマにMRとして転職する方法
メルクバイオファーマでは積極的に中途採用に取り組まれているために、気になっている方でしたら転職を目指してみることを検討してみると良いでしょう。
ただ、オンコロジー領域の未経験者でも応募可能とはいえ、MRの経験があるとしても採用されるのかどうかについては厳しい現状であることも分かっています。
そもそも日本法人での従業員数は300人程度ですので、大手製薬企業ほど大量に採用を実施している訳でないことは理解できるでしょう。
そのため、事前に情報を収集し、戦略を練ったのちに転職活動に取り組むことがもっとも効率の良い転職方法であるように感じます。
それにはキャリアコンサルタントの力が不可欠です。
MR転職専門の転職エージェントでは、メルクバイオファーマをはじめ、外資系企業の採用情報についてかなり詳細に掴んでいることが多く見受けられます。
採用担当者と密に連携を図っているからです。
そのため、リアルタイムでどのような人材を求めているのか、詳しく知ることができるのです。
メルクバイオファーマのことが気になっているのであれば、まずは転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントに相談することからスタートすると良いでしょう。
まとめ
ここではメルクバイオファーマの情報について詳しくお伝えしました。
世界の三大製薬企業の一つであり、ドイツ法人はすでに350年以上の歴史を持っています。
日本法人においても50年以上が経過し、業務の中で外資系特有の風通しの良さを感じることができるでしょう。
オンコロジー領域に特化して研究開発に取り組む企業ではありますが、領域の未経験者でも中途採用にチャレンジすることが可能となっています。
キャリアコンサルタントに相談しながら、うまく転職活動に取り組むと良いでしょう。
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