薬剤師転職を検討しているMRがハローワークのみで求人を探すべきではない3つの理由
薬剤師の転職を希望しているMRは多くみられます。
実際、現在、薬剤師として活躍されている方の中に、元MRは少なくありません。
MRの業務は朝早く夜が遅くなることが多いためにハードで、転勤が多い業界でもありますから、地元で落ち着いて働きたいことは当然でしょう。
それならば、所有している薬剤師の資格を活かしたいと考えるようになるのです。
では、薬剤師に転職するために、どこで求人を探そうとするでしょうか。
一番最初に考えられるのは「ハローワーク」でしょう。
求人数が豊富で、地元で気軽に求人を探すことができますから、ハローワークを活用した転職活動はとても有効だと思います。
ただし、ハローワークのみで探すことはおすすめしていません!
ここでは、薬剤師の転職を成功させる秘訣として、ハローワークの活かし方をお伝えしていきます。
MRが薬剤師転職でハローワークのみで求人を探すべきではない3つの理由
薬剤師の転職に特化している訳ではない
募集内容だけで職場の雰囲気までは分からない
良質な求人が掲載されていない可能性が高い
薬剤師の転職を進めていくにあたって、求人を「ハローワーク」で探す方はとても多くみられます。
ハローワークは求人数も多く、豊富な求人から選び出すことができますので、気軽に転職活動に取り組むことができるメリットがあります。
ただ、ハローワークのみで転職活動を進めるべきではないと考えており、その理由として3つのポイントにまとめてみました。
詳しくお伝えしていきましょう。
薬剤師の転職に特化している訳ではない
ハローワークはお住いの地域には必ずある、公共の職業紹介サービスになります。
安心して利用することができ、手軽に転職活動に取り組める場であると言えるでしょう。
ただ、みなさんもご存じの通り、ハローワークは薬剤師の求人に特化して紹介している訳ではありません。
そのため、ハローワークの職員も、薬剤師の業界について深く知り得ていないことは理解しておかねばならないのです。
さまざまなジャンルの職業を求めて利用する公共の場所ですから、それはどうしても仕方のないことです。
募集内容だけで職場の雰囲気までは分からない
ハローワークの求人内容は、あくまで最低限の情報しか分かりません。
薬剤師の求人情報を掴むというだけであれば問題はないのですが、より働きやすい職場、スキルアップを目指せる職場など、こだわりを持って探したい場合には適していないと言えます。
職場がどのような雰囲気なのか、求人内容の文字から読み取ることは不可能であると言えるでしょう。
もちろん質問などがあれば、ハローワークの職員に相談することができ、必要に応じて直接問い合わせてくれます。
ただ、問い合わせののちには、その求人に応募するのかどうか確認されることになります。
そのため、よさそうな求人があるとしても、実際に応募に踏み切るにはとても勇気が必要なように感じます。
さまざまな職場を比較して、計画的に転職活動に取り組みたい場合には、ハローワークだけでの情報では不十分なのです。
良質な求人が掲載されていない可能性がある
ハローワークの求人は、あくまで一般的に公開するためのものですから、大手や高収入など良質な求人が掲載されていない可能性があります。
雇用する薬局や病院、企業などでは、求めている人物像、今までのキャリアなどにこだわって雇用を考えていることがあります。
一般的な応募を排除して、限定的に募集するようなこともあるのです。
そのため、そのような限定求人についてはハローワークには掲載されることなく、自社のホームページで掲載したり、転職エージェントで非公開求人として掲載されることになります。
MRの薬剤師転職はハローワークと転職エージェントの併用がおすすめ
MRが薬剤師の転職を検討しているのであれば、ハローワークだけではなく、転職エージェントを併用して取り組まれることをおすすめします。
それはMRにとって有利に転職活動に取り組めるからです。
その理由についてお伝えしましょう。
ハローワークと転職エージェントの併用をおすすめする理由
ハローワークの求人数は圧倒的に多い
転職エージェントでは非公開求人の中から選ぶことができる
非公開求人と比較すると条件が異なることがある
ハローワークと転職エージェントの併用をおすすめするのは、それぞれに持ち味があるからです。
ハローワークに掲載されている薬剤師の求人数はかなり多いです。
しかも地元や希望の勤務地、給料、休日など、自身のこだわりの希望でピンポイントに検索することができますから、手軽に転職活動が可能です。
ただ、条件や福利厚生などについては最低限のことしか記載されていません。
例えば、給料の記載はされていますが、自分のキャリアで実際の年収がどれくらいになるのか、なかなか掴みにくいと言えるでしょう。
転職エージェントでは、ハローワークより全体の求人数は少なくなりますが、薬剤師の転職に特化しているのであれば、かなり豊富に掲載されています。
しかも、職場の写真が掲載されていたり、職場の雰囲気が分かるように工夫されていますので、職場の働きやすさなど福利厚生面に着目することができます。
給料や福利厚生についても詳しく掲載されており、例えば給料面についてもモデルケースがありますので、自身がどの程度の年収になるのか掴むことが可能です。
ハローワークと転職エージェントでは求人の給料に差が
ハローワークと転職エージェントでは掲載されている求人に差があります。
ハローワークでは求人を掲載する料金が無料となっており、手軽に申込みができることから、比較的給料が低い求人が集まりやすくなっています。
転職エージェントの求人は、掲載するためにそこそこの費用が必要になることから、経営が安定している企業でなければ掲載は難しいでしょう。
特に大手は、優秀な人材を確保するために転職エージェントを活用することが多くなっており、募集の際にふるいにかけていると言えるのです。
また、転職エージェントでは一般的に公表している求人と、一部のキャリアをお持ちの方のみが閲覧できる非公開求人に分けて掲載していることがほとんどです。
そのような非公開求人と、ハローワークでの求人では給料に大きな差が生じることは当然のことでしょう。
また、ハローワークでの求人での給与交渉は基本的に職員がおこなう訳ではなく、本人が交渉しなければなりません。これはハードルが高いでしょう。
しかし、転職エージェントであれば、キャリアコンサルタントから交渉してくれますので、気になる求人があって、報酬だけがネックになっている場合であっても諦めなくていいのです。
転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談を
転職エージェントのキャリアコンサルタントは、日常的に大手の薬局や病院、企業などの人事や採用担当と連携を図っています。
薬剤師の転職市場がどのような状況なのか、かなり詳しく知り得ていると言えます。
そのため、これからMRから薬剤師に転職を検討している場合、計画的に転職活動を行っていく中で、キャリアコンサルタントをうまく活用することをおすすめします。
MRの中には、薬剤師の資格は所有しているものの、未経験者も少なくありません。
そのような場合、ハローワークのみで転職活動をおこなうと、どうしても年収などを妥協しなければならないシーンが多くなります。
しかし、キャリアコンサルタントに相談しながら転職活動するのであれば、MRとしてのキャリアをうまく活用して武器にすることができます。
非公開求人を勧めてくれることも多く、給与交渉を行ってくれるケースも少なくないのです。
まとめ
薬剤師転職を検討しているMRがハローワークのみで求人を探すべきではない理由について詳しくお伝えしました。
ハローワークは地元に必ずある公共の職業斡旋サービスで、安心して利用することができ、また豊富な求人から選ぶことができます。
しかし、MRが有利に転職活動するためには、転職エージェントに登録して、併用しながら取り組むことをおすすめします。
それは、ハローワーク、転職エージェント、それぞれに持ち味が違うからです。
ぜひ薬剤師に特化した転職エージェントに登録して、ハローワークも併用しながら、うまく転職活動に取り組んでみてください。
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