アメリカに本社を置くジョンソン・エンド・ジョンソン。日本においてもすでに40年以上もの歴史を持っている企業です。

 

ベビー用品、コンタクト用品、一般医薬品などで、一般的にも親しまれている企業であると言えるでしょう。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンは世界の製薬企業の中で売上世界ランキング第1位に輝き（2018年）、働きやすさのランキングでもたびたび上位に登場しています。

 

そのため、MRから転職先の候補としても注目されているのです。

 

ここではジョンソン・エンド・ジョンソンがどのような企業なのか、MRはどのように働いているのか、どうすれば転職できるのか情報をまとめてみました。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）はどんな製薬企業なの？

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの創業は1887年、アメリカのニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を構えています。

 

1932年以来、76期にわたって連続増収、50年以上10％成長を続けている製薬企業として注目されています。

 

2018年の世界売上ランキングはノバルティス、ファイザーを抑えて第一位を獲得しています。

 

近年においては、ウイルスベクターワクチンというタイプのコロナワクチンを開発し、米国ではすでに1480万人超が接種、日本でも2022年初頭から供給されるといった記事も見受けられます。

 

家庭用のバンドエイドや綿棒から薬剤、ベビー用品、医療機器までさまざまな製品を提供し、日本の一般向け製品としては、使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」が知られています。

 

また、同社が開発した一般医薬品である解熱鎮痛薬「タイレノールA」は、コロナワクチンの副反応に対して有効であるとして、たびたび品切れを起こすなど注目度の高い製品となっています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）の「働きやすさ」に注目！

 

日本法人は1978年に創立、本社は東京都千代田区にあり、従業員数は2300人を超えています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンで注目されるのは「働きやすさ」。

 

• 働きがいのある会社ランキング（Great Place to Work® Institute Japan実施）

• 新卒入社と中途入社のどちらも満足度が高い企業のランキング（OpenWork実施）

• 今、入りたい会社ランキング（LinkedIn実施）

 

などにおいてたびたび登場する企業でもあり、MRの転職先としても注目度が高くなっているのです。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの「働きやすさ」徹底解剖！

「働きがいのある会社ランキング」においては、2018年に9位に選出されています。

 

このランキングは従業員に対するアンケート調査と企業が回答するアンケート調査の2つから構成されています。

 

従業員に対するアンケートにおいては信頼、尊敬、構成、誇り、連帯感に関する内容となっており、企業アンケートにおいては企業文化、人事施策によるものとなっています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンは世界共通の「我が信条」に基づいた企業文化があり、人材育成だけではなくワークライフバランスにまで積極的な取り組みが行われています。

 

それらの取り組みが従業員アンケートにおいて反映されたのでしょう。

 

「新卒入社と中途入社のどちらも満足度が高い企業のランキング」においては、2021年10月の報道において、第2位に選ばれています。

 

2016年1月から2021年8月まで「OpenWork」サイトに投稿された内容をもとに集計されているもので、第1位は大阪ガスが選ばれています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンが選ばれている理由として、人材育成に対する積極的な取り組みによってキャリア開発の機会が多いことが挙げられています。

 

内資系にはまだまだ少ない「若手の抜擢・登用」がみられ、実力があればそのまま認められる社風が評価に繋がっています。

 

また、女性の活躍が目覚ましいこともあり、ダイバーシティの推進も挙げられています。

 

「今、入りたい会社ランキング」は、LinkedInサイトのユーザー6億人の行動によって測定されたものとなっています。

 

評価内容の指標となっているのは、「求人への関心」「企業への興味」「社員に対する注目度」「社員の定着率」であり、11か国の上位25社が選ばれています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、日本国内だけではなくグローバルレベルで「育児休暇の推進」「福利厚生の充実」「健康支援」に取り組んでいることから、それらの取り組みが高い評価に繋がってものであると言えるでしょう。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの社風・福利厚生

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、特に女性社員の働きやすさが特徴となっています。

 

自身のキャリアをどんどん磨いていきたいという社員に対して、自身にあった働き方ができるのはもちろん、まだ目標が不明確であっても上司や先輩が導いてくれるシステムになっています。

 

女性社員の場合には、一般的には将来的な結婚や出産を迎える時期が節目になることが多いですが、そのような状況でも子育てと共にキャリアアップを目指すことができます。

 

そのようなライフワークバランスを支えるのが、独自の「メンター制度」です。

 

メンター制度では経験豊富な先輩がメンターとなり、後輩に対してキャリアに関する形成や課題への取り組みなどをアドバイスする仕組みとなっています。

 

月に一度程度ミーティングを行い、その中からどのようにキャリアアップに繋げていけばいいのか、明確にすることができるのです。

 

もちろんキャリアに関するものだけではなく、ワークライフバランスが重視されているために、公私ともに充実を図ることができるでしょう。

 

そのため、出産から育児、復職が一連の流れになっており、女性にとっては安心して働け、また家庭を大事にすることができます。

 

復職してからも時短勤務制度が充実していますので、大きな負担とならずに働き続けることが可能です。

 

また、「チャイルドケア支援金」と呼ばれる制度も用意されており、育休を利用した社員を対象に、補助金を最大7年間支給しているのです。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）への転職・中途採用の情報

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンはグループ企業も含め、新卒だけではなく中途採用も積極的に取り組まれており、MRの募集も行われています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）のMR求人・給与制度

ジョンソン・エンド・ジョンソンは年棒制となっており、大卒初任給は月27万円程度（年収580万円程度～）となっています。

 

MRの中途採用においては公式サイトにおいても掲載されることがありますが、「未経験者可能」となっています。

 

ただ、医療機器や医薬品などの営業経験がある方は優遇されるようです。

 

外資系企業だからといって英語力が必ずしも必要であるものではありませんが、社内に外国籍の社員も多いことから、持ち合わせておいて損にはならないでしょう。

 

面接の際に、英語で自己PRを求められるようなこともあるようです。

 

上記でもお伝えしましたが、「我が信条」という世界共通の企業文化が根付いている企業ですから、その理解が転職を成功させるために秘訣であると言えるでしょう。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）にMRとして転職する方法

ジョンソン・エンド・ジョンソンのMR求人は随時行われています。

 

働きやすさでも注目されている企業であるために、募集がある際にはとても多くの希望者があるようです。

 

そのため、転職を希望しているのであれば、計画を立てて取り組むことが必要でしょう。

 

まずは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの転職情報を知り尽くしているキャリアコンサルタントに相談することをおすすめします。

 

MR転職に特化した転職エージェントでは、常にジョンソン・エンド・ジョンソンの人事や採用担当と連携を図りながら、優秀な人材を紹介しています。

 

非公開で求人が出されることもあることから、求人を一般に見かけることがないこともあります。

 

そのため、転職エージェントへの登録は必須であると言えます。

 

まとめ

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの情報について詳しくお伝えしました。

 

売上をどんどん伸ばしており、しかも働きやすさで注目されていることから、転職を希望するMRは少なくありません。

 

中途採用も積極的に行われていますので、外資系特有の社風の中でキャリアを伸ばしていきたいと考えている方であればおすすめの企業です。

 

一部のMRに特化した転職エージェントで募集が掲載されることが多く、非公開にされることも少なくありません。

 

そのため、キャリアコンサルタントに相談しながら、転職活動を進めていくといいでしょう。