MRからの医療系ベンチャー『メドピア』への転職~概要や売上、転職の方法まとめ
医療系ベンチャー企業の中でも注目度の高い「メドピア株式会社」。 メドピアとは医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の提供をはじめとして、医師向けのキャリア支援、病院・クリニック・薬局のマーケティング支援など、医療に関するさまざまな支援を行っています。
創業は2003年12月、医師数名が集まって開設した「ネット医局」がスタートで、スタート当時の会員数は約180人でした。 2014年6月には東証マザーズに上場を果たし、10万人以上もの医師が登録する医師専用サイトになるまでに成長しています。
ここでは、メドピアの企業情報をさまざまな角度からお伝えし、転職を目指す方のために必要な情報についてもご紹介していきたいと思います。
医療系ベンチャー『メドピア』とは~売上や将来性、サービスなど
メドピア株式会社(CEO:石見陽)は、東京都中央区築地に本社を構える医療ベンチャーで、現在は東証1部上場企業として注目されています。 メドピアはどのくらいの売上収益を推移しているのか、またどのようなサービスを提供しているのかご紹介していきましょう。
メドピアの売上・将来性について
2019年9月:売上高 約30億4500万円、営業利益 約5億5800万円
2020年9月:売上高 約53億1100万円、営業利益 約11億400万円
2021年9月:売上高 約74億3500万円、営業利益 約17億8300万円
メドピアの業績推移を見てみると、直近ではこのように公表されています。
たいへん驚くべき数字で、2019年9月からわずか2年間で売上高は約2.5倍、営業利益は3倍程度にまで増加していることがわかります。 2003年に創業して、20年にも満たない間にこれほどまで成長を遂げているのは、やはり社会のニーズにマッチしているからであると言えるでしょう。
特に2016年からは「株式会社Mediplat」「株式会社フィッツプラス」などを子会社化することによって事業拡大にも取り組まれてきました。 CEOの石見陽氏は医学博士であり、現役の医師として現在の医療現場に立たれています。
現役の医師であると共に、東証1部上場企業の社長も務められているというのは、異例であると共に、医師であるからこそ医療現場のニーズを確実に掴んでいるとも言えます。
そのように考えると、上記に記した業績は今後も期待できるものになるのは間違いありません。
メドピアが提供しているサービス
メドピアは、社長が医師であるということもあり、医師と同じ視点で人を救うことを目的として事業に取り組まれています。 創業時の2004年は、医療事故が相次いだ時期で、世間から医療に対する不信感が大きくなっていました。
この時期、インターネットが急速に普及しだしたこともあり、医療に対する信頼回復のためにもITを活用して医療問題の解決に取り組もうとしたのです。 2005年には医師専門の求人情報サービスを開設、現在は「MedPeerキャリア」として発展し、業界最大級の60,000件以上もの求人を取り扱います。
2007年には、医師専用のコミュニティサイト「Next Doctors」を開設、現在は「MedPeer」として医師の3人に1人が登録する情報サイトとなりました。 さらに2010年には医師による医薬品の口コミ情報サービス「薬剤評価掲示板」を開設、現在、口コミの累計数は60万件を突破しています。
こちらの口コミサイトは、厳重な資格認証を経て登録されたMedPeer医師会員だけが利用できる、健全で良質な口コミが集まっていることが特徴となっています。 さらにこの薬剤評価掲示板を活用し、製薬企業などに対して医師向けのマーケティング支援事業も始められています。
その後、ファイザー製薬など製薬大手との業務提携を発表することによって急激に成長を遂げ、2014年には東証マザーズに上場を果たします。 2018年には医師会員が12万人を突破し、医師に欠かせないサービスの提供を続けていることがわかります。
医療系ベンチャー『メドピア』への転職の方法
- ビジネス(BizDev)
- エンジニア・デザイナー
- サポート・コーポレート
メドピアの年収
メドピアの平均年収は約620万円。会社の業績が上昇していることに伴って、平均年収がアップしていることもわかります。
ちなみに平均年齢は約33歳となっていますので、一般企業の年収よりはかなり高めに設定されていることも理解できるでしょう。 年代別での年収の推移を見てみると、20代ではおおむね500万円台で推移、30代になると600万円台に突入し、30代後半になると700万円が見えてきます。 40代になると700万円を超えることになります。
平均年齢である33歳、約620万円の年収の場合、月給は約45万円、ボーナスは年間で80万円超の支給となります。 ただし、あくまで平均的な年収になりますので、役責職・管理職などのポストに抜擢された場合には800円台を超えることも珍しくありません。 今後も売上・純利益は増大していくことが考えられることから、年収の推移も増大していくと考えられます。
メドピアで求められる人物像
メドピアに転職を希望する場合には、しっかりと求められる人物像について押さえておく必要があります。
理念には「Supporting Doctors, Helping Patients.(医師を支援すること。そして患者を救うこと)」を掲げています。 さらにビジョンとして「集合知により医療を再発明する」ことを目指して事業に取り組まれています。 メドピアでの業務の特徴として、チーム一体になることが求められます。 チームになることから、職員1人1人が勝手に行動しないように3つの「Credo(約束)」としてまとめられています。
- われわれ意識で成し遂げる
- はみだすことを厭わない
- 健全にぶつかり合う
メドピアに効率よく転職を勝ち取るには
メドピアは随時、中途採用の募集が出されています。
ただ成長が著しい医療系ベンチャー企業でもありますので、十分に計画を立てて転職活動を行わねばなりません。 MRとして製薬や医療に対する経験があるとしても、それだけでうまく転職できるとは言えません。
そもそも、MRとしての視点とはまったく異なる医療に対する支援が求められますので、まずはどのような人物が求められているのか掴んでおくことが大切です。
そのため、医療系ベンチャーに強い転職エージェントに登録しておき、キャリアコンサルタントに相談しながら転職活動を進めていくことが適切です。 キャリアコンサルタントは、医療系ベンチャー企業の人事や採用担当者と日常的にやり取りを行っており、お互いに情報交換を行っています。
企業側からすればいい人材を紹介してほしいですし、転職エージェントからすれば適切な人材を紹介したいからです。 そのようなことからしても、キャリアコンサルタントと共に転職活動を進めることが、転職を勝ち取るためには重要であるのは間違いありません。
まとめ
医療系ベンチャー「メドピア」の情報をまとめてみました。 MRから注目度が高い医療系ベンチャー企業への転職。その中でも成長が著しい「メドピア」への希望はどんどん増えています。
ここ3年の売上や利益を見ても、将来性の高さも実感できるのではないでしょうか。 メドピアの転職情報をもっと知りたいのであれば、医療系ベンチャーに強い転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントに相談してみるといいでしょう。
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