株式会社ファーコス(株式会社ユニスマイル)への薬剤師転職~40代~50代でも可能?年収は?
株式会社ファーコスは、スズケングループとして全国に245薬局(2021年6月1日現在)を展開している調剤薬局チェーンです。
2021年3月期の売上高は387億7,000万円。コロナ禍においても増収していることが注目されています。
ファーコスで働く従業員は1,875名(グループ全体、2021年7月現在)。そのうち薬剤師数は1,023名となっており、積極的に採用にも取り組まれています。
近年ではM&Aによる事業拡大も積極的で、2022年3月には式会社ミックと合併し、社名が『株式会社ユニスマイル』に変更することも決定しています。
ここでは、ファーコスが展開するファーコス薬局、薬剤師としての働き方、年収、転職情報などについて詳しくご紹介します。
転職を検討している方には必見の内容となっています。
ファーコスとはどのような企業?
ファーコス(本社:東京都千代田区)は全国に245薬局(2021年6月1日現在)を展開する調剤薬局チェーンです。
もともと株式会社日本医療事務センター(現株式会社ソラスト)の子会社として1993年に創業、事業拡大のためにM&Aに取り組まれてきました。
ファーコスの概要
ファーコスが運営する「ファーコス薬局」は、1993年に群馬県桐生市で出店を開始、現在20都府県に245薬局(2021年6月1日現在)を展開する調剤薬局チェーンとして成長しました。
また、薬局を事業展開する中で在宅医療分野にもいち早く参入し、近年では介護事業にも力を入れていることでも知られています。
創業当初からM&Aには積極的であり、1997年には株式会社クレセル、株式会社オリーブ、株式会社エミックの3社、1999年には有限会社成城ファーマシーなどを合併して保険薬局を拡大していきました。
2022年4月にはエムハート薬局と合併し、全国で380薬局、業界10位以内に入る規模になる予定となっています。
ファーコスの売上高
ファーコスの売上高の推移をご紹介しましょう。- 2021年3月期:売上高387億7,000万円
- 2020年3月期:売上高363億7,300万円
過去2年間の売上高の推移においては、コロナ禍であるにも関わらず、大幅に増収していることがわかります。
2022年の売上においても、エムハート薬局との合併でさらなる増収が見込まれています。
ファーコスの調剤薬局チェーンの特徴
- 保険薬局事業
- 在宅関連事業
- 教育関連事業
ファーコスは、スズケングループの一員として、保険調剤薬局を展開、地域医療に根ざして発展してきました。
特にいち早く取り組んできた在宅医療においては、長い経験によるノウハウを活かして、地域の医療機関から信頼を得られています。
また、地域の中で保険調剤や一般医薬品の販売だけではなく、セルフメディケーションの推進などの啓発活動なども積極的に行われています。
在宅関連事業としては、居宅介護支援事業所の運営にも取り組まれており、地域の高齢者介護にも薬局機能を生かした運営を行っています。
さらに教育関連事業として、大学への教員、社外研修での講演、実習生の受け入れなど、教育分野での活躍も注目されています。
ファーコスに転職したらワークライフバランスはどうなる?
ファーコス薬局においては、店舗で働いている薬剤師が生き生きと活動できるように充実した福利厚生を用意しています。
ファーコス薬局に勤務している薬剤師の男女比率を見てみると、男性329名、女性694名と女性の方がかなり多いことがわかります。
そのようなことから特に女性に対するワークライフバランスを意識した、福利厚生が特徴となっています。
産前産後休暇においては、出産予定日より6週間前から出産の翌日より8週間の休暇を取得することが可能です。
育児休暇においては、子供の年齢が2歳に達する前日まで取得することができます。
しかも、子供が小学校3年生までは、1日の労働時間を6時間までに短縮することができますので、仕事と家庭のバランスをうまく取りながら働くことができるでしょう。
店舗の勤務は、4種類の勤務コースが設定されており、全国転勤コース、広域限定コース、都道府県限定コース、自宅通勤コースから選択することができます。
転居を希望しない場合には「自宅通勤コース」を選択すれば、いつまでも自宅から通える店舗で就業することができます。
転居を伴う転勤が可能であれば「全国転勤コース」を選択することによって、手当てが充実し、収入アップを目指すこともできます。
休日は完全週休二日制、年末年始4日、夏季休暇2日となっています。
有給休暇は入社時で既に3日与えられることになり、入社半年後に7日付与されることとなっています。
ファーコスの40代~50代での年収はどれくらい?
ファーコスに薬剤師として中途採用で入社した場合、入社時の年収は400万円~620万円程度になると推定されます。
平均年収としては662万円と、有価証券報告書によって公表されています。
入社時の年収の幅がかなり広くなっているのは、上記でもお伝えした通り、勤務コースによって手当の額がかなり変わってくるからです。
全国転勤コース、広域限定コース、都道府県限定コース、自宅通勤コースの4種類のコースが設定されていますが、それぞれにコース手当が用意されています。
希望の勤務地を選択することが可能ですが、コース手当をはじめとした手当の条件に大きな違いがあるのです。
公表されている月収は254,000~383,000円。
全国転勤コースを選択した場合、入社時から月収が40万円を超えることもあるために、年収が600万を超えるということも現実的に考えられるのです。
ファーコスに40代~50代でも薬剤師として転職できる?
ファーコス薬局は全国に店舗展開をしていることから、多くの店舗において積極的に求人を募集しています。
年齢によるハンデはなく、40代~50代の転職、しかも未経験や長期ブランクであるとしても問題ありません。
未経験や長期ブランクでも安心な教育制度
ファーコス薬局では未経験や長期ブランクの方であっても、教育研修制度が充実していますので、安心して入社することができます。
またスキルに応じた専門研修も用意されていますので、常にスキルアップを目指すことも可能となっています。
入社時においては入社時の教育が用意されており、職種に応じた専門教育も受けることができます。
また随時、テーマに沿った教育を受けることもできますので、昇進を目指して就業することも十分可能です。
また、昇進時においても必要な教育が用意されていますので、自分自身の段階に応じた学習を深めていくことができるのです。
40代~50代でファーコスへの転職を成功させるには
ファーコス薬局への転職を成功させるには、薬剤師転職に特化した転職エージェントに登録することをおすすめします。
特に薬剤師転職に特化した転職エージェントの場合、所属しているキャリアコンサルタントは、常に地域の薬局やドラッグストアなどの人事採用担当者と連携を図っています。
そのようなことから、どの現場にどのような人材が求められているのか、リアルタイムで把握しているのです。
また薬局の求人は、優秀な人材に対しては一般の求人ではなく、非公開にされているものもあります。
薬剤師の未経験者であるとしても、人材として優秀であると判断されるような場合には、有利な条件で転職ができる非公開求人を紹介してもらうこともできるのです。
そのようなことから、特に未経験者や長期ブランクの方であれば、キャリアコンサルタントからの転職に対するアドバイスは必須です。
ファーコスだけではなく、大手の調剤薬局チェーンやドラッグストアなどとも比較することもできますので、比較しながら転職活動に取り組むといいでしょう。
まとめ
ファーコスの概要や働き方、転職情報について詳しくお伝えしました。
ファーコスはM&Aによって事業を拡大し続け、 2022年4月には株式会社ミックと合併して、株式会社ユニスマイルに変更する予定となっています。
薬局も全国で380店舗以上となり、全国での店舗数トップ10に入る調剤薬局チェーンとなる予定となっています。
そのようなことから中途採用も積極的に行われています。
ファーコス薬局への転職を成功させるには、転職エージェントに所属するキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。 他の大手薬局チェーンとも比較して計画的に取り組むことをおすすめします。
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