小野薬品で勤めている人の年収の水準を知りたいと思っていませんか。老舗の製薬企業として有名な小野薬品では安定した年収で働けると期待して興味を持っている人も多いでしょう。この記事では小野薬品の年収の状況について他の上場企業や医薬品業界での平均年収と比較して紹介します。小野薬品の開発している医薬品の特徴についても解説します。他の企業に比べてMRになると稼ぎやすいのかどうかをぜひ考えてみましょう。 

小野薬品とは 

小野薬品とは1717年に創業した東証プライム上場の大手製薬企業です。オノンやオノアクトなどの自社名を付した医薬品も開発していて、グローバルにブランディングを展開しています。「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念に基づき、創薬から製薬まで一貫した開発をしている企業です。 

小野薬品では医療ニーズの高いがん、免疫、神経およびスペシャリティ領域に重点を置く研究戦略を立てて新薬開発を進めています。自社創薬だけでなくオープンイノベーションやテクノロジー開発にも積極的に取り組み、独自性を重視して発展を遂げてきました。低分子医薬品だけでなく抗体医薬品などの開発にも成功し、時代の最先端を歩んでいます。 

小野薬品の平均年収は 

小野薬品の平均年収は2022年では947万円でした。過去6年間の平均年収の推移を見ると着実に年収が上がってきていることがわかります。 

医薬品業界の上場企業85社における平均年収は761万円でした。小野薬品の年収は186万円も高く、国内上場企業の平均年収と比較すると313万円も高い結果になっています。 

小野薬品では今後も年収が上がっていくと期待できます。2022年の時点でも13位の実績があるので、年収アップを目指していきたい人に小野薬品はおすすめです。 

小野薬品が取り扱う薬の症状について 

小野薬品ではがん領域を中心として循環器領域や自己免疫疾患などの新薬開発を推進しています。特に注力している分野はがん領域で、悪性黒色腫や非小細胞肺がん、腎細胞がんや肝細胞がんなどの固形がんが中心です。 

固形がんには非上皮細胞由来の肉腫と消化器系などの上皮細胞に由来する上位細胞がんがあります。小野薬品が開発した抗がん剤には悪性黒色腫を適応としているものが多くなっています。悪性黒色腫はメラノーマとも呼ばれる皮膚がんが多く、メラノサイトの悪性化によって腫瘍ができるのが特徴です。皮膚以外にも粘膜や目などにも発生することがあります。治療は外科手術による摘出や抗がん剤による薬物療法、放射線療法との併用が一般的です。早期発見が難しい希少がんの一つで、きめ細かな治療が必要になる症例が多くなっています。 

小野薬品が取り扱う薬について 

小野薬品では免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボを開発して製造販売しています。オプジーボは抗PD-1抗体で、活性化T細胞によるがん免疫の逃避機構を阻害するのが特徴です。T細胞のPD-1を阻害することでがん細胞から免疫応答の抑制シグナルが送られるのを遮断することで、免疫によるがん細胞の除去を促進します。そのため、悪性黒色腫を含むさまざまな固形がんへの応用が可能な抗がん剤として適応拡大が進められています。非小細胞肺がん・腎細胞がん・ホジキンリンパ腫・頭頸部がん・胃がん・尿路上皮がんなどが適応として認められていて、他の固形がんについても臨床試験が進行しています。 

小野薬品の募集要件は 

小野薬品ではMR募集は新卒のみ公開求人で募集されています。大学卒業見込み、大学院修了見込みの人が募集対象で、中途採用については一般募集をしていることはほとんどありません。他の職種におけるキャリア採用では職種ごとに特化した経験やスキルが求められています。例えば、製品責任者の募集では以下のような要件が挙げられています。 

・ビジネスレベルの英語力 

・安全性監視・安全確保措置業務の経験（5年以上が望ましい） 

・リーダーシップ力の高い方 

・コミュニケーション能力が高い方 

英語力や3年または5年以上の経験、コミュニケーション能力については多くの職種で要求されています。MRの転職のチャンスがあったときにも必須の可能性が高いので念頭に置いておきましょう。 

最後に 

小野薬品の年収は国内上場企業や医薬品業界の平均に比べて高い水準になっています。伸び盛りの大手製薬企業なので、小野薬品で働くと今後も年収が伸びていくと期待できます。特にMRにとっては新薬開発が活発で、がん領域のようにフォーカスした4領域に特化する戦略を取っている小野薬品は働きやすいでしょう。小野薬品でMRになりたいならMR BiZを利用すると有利になります。MRのキャリア採用枠が出てくるのを待たずに、積極的に推薦してもらうこともできるからです。小野薬品に興味を持ったならMR BiZに登録して転職を目指しましょう。 

 

MRを辞めたいと思ったときにおすすめの転職エージェント 

MRが離職を考えたときにはキャリアを活かしながら、やりたい仕事ができるように転職活動を進めるのが大切です。転職エージェントのサポートが役立つので活用しましょう。ここではMRにおすすめの転職エージェントを紹介します。 

 

MR BiZ 

MR BiZはMRの転職に最適な転職エージェントです。MR BiZはMRからMRへ、MRから他の職種へ、未経験からMRへという3通りの転職を総合サポートしています。職種特化型で交渉力を生かしたプロサービスを受けられる心強い転職エージェントです。MRとして働く可能性も残して転職を考えたいときにはMR BiZをおすすめします。 

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薬キャリ 

薬キャリは薬剤師資格を活かして幅広い転職先を探したい人に向いている転職エージェントです。求人の情報量が多いのが特徴で、病院や調剤薬局だけでなく、企業への転職の道も選びやすくなっています。MR経験者を募集している求人も目立つので、MRを辞めたいときには薬キャリに相談してみましょう。 

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ファルマスタッフ 

ファルマスタッフは調剤薬局や病院で働きたい人にうってつけの転職エージェントです。MRとして働いてきた人も研修を受けながら働ける職場を紹介してもらえます。MRとしての医薬品の知識を活かせる臨床現場に転職するならファルマスタッフに登録しましょう。 

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まとめ 

MRの離職率が高いのは仕事がきついだけでなく、製薬企業によるMR雇用数の減少の影響もあって将来的な不安があるからです。今後もMRの厳しい状況は続く可能性がありますが、MRは製薬企業にとって欠かせない存在であることは変わりません。MRとしてスキルと経験を積み、優秀な人材になれば将来的にも活躍できることでしょう。もしMRとして働き続けるのが難しくなったとしても、これまでの経験を活かす職場へと転職することは難しいことではありません。今回ご紹介した転職エージェントなども活用して、あなたの輝かしいキャリアを切り開いていきましょう。