中外製薬の年収は高い?企業概要・主要医薬品も紹介!
中外製薬の年収は高いことがよく知られています。この記事では中外製薬の平均年収についてまとめました。中外製薬の年収が高い理由も企業としての特徴からわかりやすく解説します。
中外製薬とは
中外製薬とは1925年創業、1943年設立の大手製薬企業で、東証プライムに上場しています。中外製薬は2002年にロシュ社と戦略的アライアンスを締結してロシュグループの一員になりました。ロシュ社の国内独占販売権を獲得すると同時に、ロシュ社のネットワークを生かして自社製品の海外販売網を広げるビジネスモデルを確立しています。
中外製薬は抗体医薬品で国内トップの売上高を誇っています。ロシュ社との戦略的提携によってがん領域における医薬品の売上でもトップに君臨し、日本の大手製薬企業としての地位を引き上げました。中外製薬では成長戦略「TOP I 2030」(2021年~2030年)を策定し、トップイノベーターとして活躍するためのイノベーションへの集中を重視しています。患者中心の視点でアンメットメディカルニーズを満たす医薬品を抗体に限らず、新しいモダリティに着目して開発を進めているのが中外製薬の特徴です。
中外製薬の平均年収は
中外製薬の平均年収2021年の時点で1158万円でした。ロシュ社との戦略的提携後、着実に平均年収が上昇してきています。
中外製薬の年収についてよくある質問と回答を紹介します。
・中外製薬では営業力があれば年収が上がりますか?
中外製薬でMRとして働くと営業力がとても重要です。ロシュ社の製品の国内販売について取り組む必要があるため、取り扱い医薬品が多い分だけ要求も高くなります。着実に実績を積み重ねていくと年収が上がりますが、成果を出すことはやはり大切です。
・年収にボーナスの影響は大きいですか?
年2回の定額賞与の金額は大きいです。MRとして働くとインセンティブも手に入って年収が上がるチャンスがあるのでやりがいがあります。
中外製薬が取り扱う薬の症状について
中外製薬ではがん・免疫疾患・神経疾患・血液疾患・眼科・その他の6つの領域に注力して開発を進めています。その中でもがん領域の固形がんの治療ではヒト化モノクローナル抗体の製造技術を生かして数々の医薬品を手掛けてきました。
固形がんとは血液系のがんを除くほぼすべてのがんで、胃がん・肺がん・大腸がん・子宮がん・乳がん・肉腫などが該当します。上皮細胞から発生する上皮細胞がんと、筋肉や骨などの非上皮細胞から発生する非上皮細胞がんの二種類に分類されています。
固形がんは早期発見ができれば外科手術による摘出で治療するのが一般的です。しかし、がんの転移が広範囲に見られる場合には外科治療による根治が難しいことが多く、抗がん剤による薬物治療が進められます。また、体力などに不安があって外科手術の適用が困難な患者や、術後の再発防止が必要な患者に対しても薬物治療が必要です。
固形がんの治療薬は正常細胞とがん細胞を区別し、がん細胞のみを死滅させなければなりません。選択性が低い場合には副作用が重くなるリスクが高いため、がん細胞への高い選択性があって副作用の軽い治療薬の創出が求められています。
中外製薬が取り扱う薬について
中外製薬では固形がんの治療薬としてヒト化モノクローナル抗体の抗体医薬品を多数開発しています。その中でもハーセプチン(トラスツズマブ)は乳がんの治療薬として第一選択薬に位置付けられている主要製品です。
ハーセプチンはHER2が過剰発現している乳がんの細胞的に特異的に作用して治療効果を示します。乳がんでHER2の過剰発現が起こっているケースでは点滴静注で投与して治療を実施します。基本治療では1週間に1回、90分以上の点滴静注をするため、患者は通院でも治療を受けることが可能です。
中外製薬の募集要件は
中外産業では2023年5月の時点ではMRのキャリア採用は実施していません。過去に募集された眼科専門MRの求人では以下のような募集要件になっていました。
・眼科領域5年前後のMR経験または眼科マーケティング部門の経験
・新薬発売時の市場導入経験または抗VEGF薬の関連業務経験
・トップの眼科医師やアカデミアとの関係構築経験
・眼科領域、特に網膜領域における知識
・普通自動車免許
・英語力(TOEIC600点前後)
取り扱う製品の分野におけるMRまたはマーケティングの経験だけでなく、専門領域における知識も求められています。ロシュ社との提携もあるグローバル企業なので英語力も欠かせません。中外製薬に転職するには十分なスキルアップをしてから応募するのが重要でしょう。
最後に
中外製薬は抗体医薬品の取り扱いで突出していて、ロシュ社との戦略的提携によって大きな躍進をしています。MRとして活躍して年収を上げやすく、働きがいがある製薬企業なのは間違いないでしょう。中外製薬でMRになって年収を上げたいならMR BiZを活用するのがおすすめです。MRに強いエージェントによるサポートを受けて転職を成功させましょう。
MRを辞めたいと思ったときにおすすめの転職エージェント
MRが離職を考えたときにはキャリアを活かしながら、やりたい仕事ができるように転職活動を進めるのが大切です。転職エージェントのサポートが役立つので活用しましょう。ここではMRにおすすめの転職エージェントを紹介します。
MR BiZ
MR BiZはMRの転職に最適な転職エージェントです。MR BiZはMRからMRへ、MRから他の職種へ、未経験からMRへという3通りの転職を総合サポートしています。職種特化型で交渉力を生かしたプロサービスを受けられる心強い転職エージェントです。MRとして働く可能性も残して転職を考えたいときにはMR BiZをおすすめします。
薬キャリ
薬キャリは薬剤師資格を活かして幅広い転職先を探したい人に向いている転職エージェントです。求人の情報量が多いのが特徴で、病院や調剤薬局だけでなく、企業への転職の道も選びやすくなっています。MR経験者を募集している求人も目立つので、MRを辞めたいときには薬キャリに相談してみましょう。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフは調剤薬局や病院で働きたい人にうってつけの転職エージェントです。MRとして働いてきた人も研修を受けながら働ける職場を紹介してもらえます。MRとしての医薬品の知識を活かせる臨床現場に転職するならファルマスタッフに登録しましょう。
まとめ
MRの離職率が高いのは仕事がきついだけでなく、製薬企業によるMR雇用数の減少の影響もあって将来的な不安があるからです。今後もMRの厳しい状況は続く可能性がありますが、MRは製薬企業にとって欠かせない存在であることは変わりません。MRとしてスキルと経験を積み、優秀な人材になれば将来的にも活躍できることでしょう。もしMRとして働き続けるのが難しくなったとしても、これまでの経験を活かす職場へと転職することは難しいことではありません。今回ご紹介した転職エージェントなども活用して、あなたの輝かしいキャリアを切り開いていきましょう。
おすすめ転職エージェント4選 |
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サポート方法 | オンライン面談 | オンライン面談 | オンライン面談 | オンライン面談 | |
特徴 | ・MRに特化した転職エージェント。非公開求人や急募求人の取り扱いも。MRの方はぜひ登録を。 | ・薬剤師専門の人材紹介会社。常時4万件以上の求人数を公開。公式サイトで無料診断あり。 | ・調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業の求人情報を掲載する日本最大級の薬剤師転職サイト | ・厚生労働大臣の有料職業紹介。労働者派遣の正式な許可を得て運営する薬剤師の転職エージェント | |
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